ほんの小さな事でも

熊本、菊陽と回って、帰福したのが午後9時頃でした。

この時間になると夕食が食べれる場所は限られています。

 

経理で同行させた魔ダムに気を使い、

「好きなものを食べてよい、何処に行く?」と尋ねますと、

「疲れた。どこでもよい」とそっけない返事。

 

朝食、昼食ともにまともに食べていなかったので

身体に良いということを考えて件の「大戸屋」へ。

 

私は『ばくだん』とネーミングされた

山芋・オクラ・納豆の真ん中に生卵の黄身を置いて

その横にマグロの刺身がふた切れ添えられたものを食しました。

 

ご飯は五穀米ですし、少なめにし味噌汁もついています。

食べながら体にいいぞと言い聞かせていました。

食後にお冷を飲みますと、下の左側の歯の所から脳に掛けて

思わず「ぐうううう~」と唸るほどの

鈍い重たい痛みが貫きました。

 

帰宅後洗面所の鏡の前で大きく口を開け

調べましたら、下の歯にほんの小さな穴が見えました。

被せ物が取れていたのです。

 

ほんの小さな事が起きたに過ぎません。

それでも、それからずきずきと鈍い痛みが続き

身体中がおかしくなりそうでした。

 

会社の経営もこれと似ています。

小さなことを疎かにしていますと

どうしようもないくらい全体が痛みだすのです。

 

予約する間もなく、朝一番で行きつけの歯医者に

行ってきます。

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