元気になれる!!
2026年5月6日(水)13:31 読了。
「発達障害の私だからこそ、成功できた 似鳥昭雄 著」
家具で有名なニトリホールディングス会長の自伝的なものです。
2時間もあれば読み終える内容と字の大きさです。
仕事で行き詰っていたり、子育てに苦労している人々には、明るい気持ちになれて、勇気を貰える1冊です。
ADHD(注意欠如多動症、注意欠如多動性障害)とは、物をよく忘れ人の話を聞いているようで別のことを考えていたり、注意すべきことが頭に入ってこない。
文部科学省の調査によると、通常の小中学校生のうち、一クラス約3人ほどいる可能性があるそうです。
これは、病気ではなく、脳の形態によるもの。
小学校の通知表は1と2ばかりで、自分の名前を漢字で書けるようになったのが小学6年生の頃。
絵を描くことと算盤だけが得意な、貧乏な家庭のいじめられっ子が彼です。
その彼が成功した要因の一番が、出来ないことを無理してやろうとせずに、出来ること、長所をさらに伸ばしたこと。
根が明るく、いつもニコニコしていて、物覚えが悪いから、失敗はすぐに忘れる特性があります。
このような彼をとことん支えたのが、7回断られたお見合いで8回目に結婚した奥様。
この奥様のラフさと肝っ玉の太さには脱帽です。
競合店が近くにできて、売上高が激減し、銀行からの融資がストップする倒産ギリギリのところまで追い詰められた時の彼女の一言。
「スーパーに行って、食パンのミミをただでもらい、それをカジリながらまたやり直せばいい」
奥様と結婚した理由がまた奮っています。
「愛」とか「恋」とかは無縁。
家具店を創業しても従業員が雇えないから、結婚して一緒に働いてもらおうと考えるのです。
まあ何とも正直な人です。
しかし、この夫婦で一緒に働くことは、中小企業では実に理にかなっていると私も実感します。
この本で一番感じることは、少し私にも似ていることです。
思いついたらすぐに「実行」することと「覚悟」と「執念」が人一倍強い。
頭が良くない、のろまと自覚していた彼に、チェーンストアの大家である渥美俊一氏の言葉がささります。
『うさぎより亀が勝つ。賢い奴は慢心するし、できると怠けたりする。遅くてもいいから、素直に柔軟にコツコツやるのが大事。鈍重たれ』
兎に角すぐ実行に移す彼には、失敗の数も半端ないものがあります。
自分にできないところを従業員に任せきりとなり、会社を乗っ取られそうになったり、経常利益が6億円の時に4億円の違約金を支払ったりと。
失敗が次の成長の糧にどんどんなっていき、大きな成果を生みます。
自分自身の給料を何十年も上げていないことなど、私の共感するところです。
小さい頃から、子供をどんどん外に連れ出し、いろんな経験をさせ、失敗を怒らないこと。
自分の好きなことを自ら見つけ出させること。
子育てをしていない私には耳が痛いのですが、孫達には是非そうしたいと考えています。
