事実の認識

 2025年8月19日(火)17:31 読了。

「本気で考えよう!自分、家族、そして日本の将来」 加谷珪一 著

この本は老若男女にお薦めします。

僅か1056円で、日本の現状を知ることが出来、資産形成の勉強にもなります。

非常に中身の濃い内容を、簡潔に誰でも理解しやすいように書かれているのは流石です。

私がこのブログで繰り返し述べたことが、すっきりとまとめられています。

 先ず、年金は破綻しないということと、支払った保険料に比べて受け取る金額は2.5倍にもなる(85歳まで生きる前提)という事実。

私や真ダムはかなり実感していますし、自分の中では65歳からの受取も正解だったと感じています。

今の40代、50代は我々と同等な年金はもらえなくなる予想も正しい。

 インフレになるとなかなか元に戻すことは難しい(今後長く続くことへの対応が重要)

卵やコメの価格は今後下がることはない。

資本主義は、一定のルールの元、自由競争して強い者が生き残る。

時代の変化に対応できない企業や経営者は、市場から退出するのはやむをえない。

金融正常化のために日銀は金利を上げると思いますが、そこで問題になるのが変動金利の住宅ローン。

住宅を手放さなければならない人が増えると私も仮説を立てています。

但し、金利の上昇より物価上昇の方が大きければ、インフレは借金している人にはプラスに働くことも事実です。

 税収不足を富裕層と法人に求める機運があるそうです。

しかし、日本における超富裕層の数は知れていて、資産100億円以上は日本で1500人と米国の1/10。

株式からの配当が年間1億円以上の人は約8000人で、譲渡益で1億円以上の人も約6000人しかいない。

ここを増税しても、僅かの税収にしかならないという事実。

法人税については、安倍政権下で数度の減税を行っているので、増税は可能。

 全9章のうち最後の2章で資産形成について書かれています。

これまた、私と同じ意見です。

時間を味方につけ、経験がものをいうというもの。

 彼は、成功者の秘訣を探るために、数十冊の本を買い求め読んだそうです。

そして成功者になるための共通の法則を見つけ、それが書かれています。

1.他人が嫌がることをしない

2.友達は限定する

3.スケジュール調整の際には、先ず自分の都合をいう

4.積極的に「ありがとう」と声をかける

5.基本的にどんぶり勘定

6.情報は出し惜しみしない

7.必要なモノにお金を出し、欲しいモノには出さない

 さあ、今すぐにこの本を買い求め熟読すれば、このブログを読んで損はなかったと思えるでしょう。

 

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