100万人の味方

 2025年8月6日(水)22:33読了。

「世界秩序が変わるとき」齋藤ジン 著。

 宗教や哲学の本を読んでも、ロジックが分かり難くなかなか理解も出来ないし、面白味も感じません。

それでも、自分の知識や人格のレベルを少しでも上げようと努力のためにチャレンジはしています。

一昨日「最後の親鸞」を2度目に読了したことを書きましたが、もやもやが消えなかったので、自分の好きなジャンルの上記の本に手を出しました。

 この本は、向上心に燃えている人なら、是非とも読んで欲しい本です。

私も数時間で一気に読了するくらい、分かりやすく面白く時宜に適した、私好みの本でした。

 数日前にアメリカの裏切りのことを書きましたが、そのことについても背景を分かりやすく書いています。

彼は、アメリカの中枢部に人脈があるので、とても説得力があります。

岸田前総理の評判は日本ではよくありませんでしたが、米国では今までの総理で一番信頼され、日本国にとっても素晴らしい政策を打ったとの彼の評価も納得できます。

 数百億円~数千億円を瞬時に動かすヘッジファンドへの助言を彼は行っています。

そのヘッジファンドのオーナーの記述がとても面白いものでした。

その性格は、『一言でいうと「変な人」で、ロジカルに思考することが苦手な代わりに、直観力が異常に優れている』

また、人を採用する時に一番優先するのが『運の良い人』(頭がいい人材は無数にいるが運のいい人はあまりいないという考え方)

全員がワーカーホリック(仕事中毒)であり、余暇を楽しむ等の感覚がなく「勝負するそのもののスリル」に生きている感覚を見出していると。

これらの部分を読んだだけで、私自身そのものだと思え100万人の味方を付けた感じがしました。

 対中国に対するアメリカの対応の失敗や、今後の展開予測もリアリティに富んでいました。

中国も日本と同様アメリカの自由にできるとの考えを逆手にとられ、アメリカに覇権戦争を仕掛けてきた事実がデカップリングに発展しました。

投資家の世界では、中国に対しては騙されたとの認識だそうです。

「Shame on you」騙した相手に対して(恥を知れ)が現在では「Shame on me」自分に対して(己を恥じよ)に変わったとか。

 第5章の「強い日本の復活」は、全く私も同じ考えで、それ故、徹底した日本国への投資を継続しています。

分かりやすいのが、現在の日本がルイスの転換点(労働力の供給が頭打ちとなり、賃金の急上昇と労働力不足が発生し経済構造の転換が起こる)に当たり、誰にでも大きなチャンスが訪れているというもの。

 人口減少のさなかでも、低賃金で働く人が多ければ過当競争になります。

しかし、ルイスの転換点になれば、高給を支払える会社しか生き残れません。

ゾンビ企業が倒産廃業すれば、統廃合が加速され、より良い会社が残り、労働者の給料も上がっていくのです。

ここ数年、日本においては倒産・廃業企業数は高止まりしていますが、失業率は上がっていないのがその証拠です。

 中小企業の生産性が悪い話はよく聞きます。

アメリカの6割程度とされているようです。

これが、企業の統廃合と仕事が出来ない人々の退職によって、直ぐにでもアメリカの8割くらいにはなれそうです。

日本の全企業の99.7%を中小企業が占めていることを考えれば、この効果だけでも数十兆円分に相当します。

 今後インフレが続く予想も私と同じです。

体の内側からエネルギーが充満してきました。

私には、ロジックでは成功しない、『勘』と『運』の投資の世界が一番合っていると再認識しました。

とても楽しくなりました!!

 

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