通知表

 我々の世代は、常に数字との競争だったような気がします。

私も色んなことに平均点をメルクマールとして用いていました。

個人の評価を数字で表すなど、現在では大きな問題を孕んでいるとの意見が多い気がします。

しかし、私個人だけかもしれませんが、振り返ってみると、シンプルな数字が目標となり努力を促したことも否定できません。

 小学校から高校卒業まで、年に3~4回の通知表はそれはそれはドキドキしながら開いていたものです。

こいつだけには負けたくないと思っていた友人に探りを入れ、喜んだり落胆したり。

一時も早く試験の無い生活と数字の無い生活に憧れ、社会人になりたいと若気の至りで思っていました。

 社会人になった途端、数字というものがもっと頻繁に評価の対象となり、学生時代の試験と違い解答がない問題の対応に迫られた時には大いに困惑したものです。

起業してからは、サラリーマン時代の何倍もの数字での評価となりました。

結局、最も分かりやすく簡単で単純な評価方法は「数字」ということを確信し、我々の時代だと感じています。

みんなで頑張りましたより、君が1番、あなたが2番、彼が・・・の方が単純な私には向いているのです。

 早いものです。あれから既に3か月が過ぎました。

取引銀行から、3か月に一度の「ご投資状況のお知らせ」が届きました。

新NISAの投資信託の運用損益です。

1.私:TOPIXインデックス 3/31(-1.989円)→6/30(+30.550円)

のむラップ・ファンド積極型 3/31(+73.758円)→6/30(+104.162円)

2.真ダム:TOPIXインデックス 3/31(-3.238円)→6/30(+39.328円)

日経225インデックス 3/31(-9.913円)→6/30(+80.035円)

日経平均高配当利回りファンド累投コース 3/31(-1.609円)→6/30(+375円)

6/30日の日経平均の終値が4万円を超えたことから、この様な数字になったのです。

次の9月末の日経平均の終値が4万円を大幅に下回っていれば、またマイナスとなる可能性が大きい。

積み立てNISAは、一喜一憂しないで長期間積み立てる事に尽きます。

 「1億円プロジェクト」:A株 4/9 238円(-892.800円)→4/30 286円(-297.600円)→5/30 285円(-310.000円)→6/30 287円(-285.200円)

 「一人法人」:B株 4/9 156円(-2.001.000円)→4/30 174円(-435.000円)→5/30 178円(-87.000円)→6/30 178円(-87.000円)

上記のように、攻撃株の二つ共に未だに含み損を抱えています。

「1億円プロジェクト」は一切追加資金の投入はしません。

「一人法人」に関しては、B株が170円を割ってきたら難平買いを行う予定です。

 最近では、無料の株価診断のサイトが増えています。

自分に合うものを見つけると良いでしょう。

それらは、全てにおいて5~10点で各種経営指標を評価しています。

 経営者であれば、銀行、帝国データバンク、東京商工リサーチに決算期ごとに正直に経営指標を提供することです。

全てに自社の評価を点数で表してくれ、長所、欠点も知ることが出来ます。

数字を好きになり、通知表を楽しみに待つような人が経営者には向いている気がします。

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