食らいつくしかない
私は、古いせいかどうも目に見えない事象には懐疑的です。
SNS等は一切していないし、スマホでお金を紐づけることもしていません。
電話、メール、スケジュール管理、メモ機能、写真撮影等で全てです。
デパートの外商は非常に使い勝手がよく、Aデパートの会員でしたが、年間の使用金額が少なくいつの間にか外され、担当者も退職していました。
その退職した担当がBデパートに移り、若いもう一人の担当者と我が家に来たのです。
Bデパートの外商の会員になって欲しいとの内容でした。
デパートでは、地下の食料品売り場で安くなった弁当を買うくらいしか使わない旨を言いました。
しかし、どうしてもと言われ、そこの一般会員だった真ダムを外商会員にすることにしました。
審査が合格したらしく、若者が後日再び来訪したのは良いのですが、スマホに二つのアプリを登録しなければならないと。
QRコードを読み取ってから、順に申請をしていくのですが、我々では理解できなくて彼にしてもらう事30分以上。
その翌日、今度は国内の生命保険会社が真ダムの保険の内容確認と、今後はスマホに移行する旨の内容で我が家に来ました。
QRコードを読み取って同様の作業を担当者にしてもらい、こちらも30分前後の時間がかかりました。
彼女が帰った後にすぐ、かんぽ生命の担当者が来て、先日家族会員になった父親の保険もスマホにアプリを入れなければいけないと。
担当者と一緒に行っても途中で行き詰まり、彼が本部と連絡しながらの作業となりました。
今度は40分くらいかかり、アンケートに答えたら、クッキーがセブンイレブンに行けば貰えると。
ここで、スクリーンショットなるものを教えてもらい、車を飛ばしセブンイレブンへ。
スマホを見せ、スクリーンーショットのバーコードを読み込んだ若い女性店員が直ぐに棚の方へ行きクッキーを持って来ました。
100円くらいはするとかと期待したら、20円くらいのとても小さなものが1個手渡たされました。
帰宅したら、JR九州の株主総会の案内状が来ていました。
株主の権利行使は何度も行っていたし、とても簡単なので、バーコードを読み込んで直ぐに行使。
次にJR九州の会員になるためのQRコードを読み取り、その後もう一つのQRコードも読み取らねばなりませんでした。
一緒に配達されていた大手証券会社からの封書を開けると、スマホにアプリを入れて記入された対応をしないとその会社からの出金が出来なくなるとの内容。
冗談じゃないとQRコードを読み取り作業に取り掛かったのですが、同封された説明書通りに行ってもなかなか上手くいかず、結局50分くらいかかってやっと完了。
新なパスワードを4つも作成しました。
忘れないように小冊子に記入しておきました。
私だけでなく、両親や真ダムの分まで保険関係を私が管理しています。
パスワードの総数だけでも50は超えるでしょう。
私に何かがあった時に息子達にすぐに分かるように、一度大幅な整理が必要だと感じました。
DXとはユーザーに大いに負担をかける、会社に都合が良いだけの仕組みの気がします。
また、色んな仕組みをスマホに集結させて、故障したり紛失したりするリスクはどのように考えられているのでしょう。
私は、圧倒的に紙媒体の方が安心だし、担当者との付き合いの深さが面白いと思います。
それでも、時代に逆らうことはできません。
スマホ利用に食らいついていくしかないと感じた数日でした。
