奥が深い
2025年4月21日(月)7:52読了。
「教養としての上級語彙2」宮崎哲弥 著
長年ブログを書いていると、自分の語彙力の無さに辟易(へきえき)するし、言葉の使い道に迷うこともしばしばです。
「日本語」に関する書物も数冊は読んでいます。
その中でもこの本は、特別でした。
表音文字主体の世界の中で、漢字自体に意味を持たせ、ひらがなもあり、カタカナもあり、アルファベットまで駆使する日本語の難しさと、その変遷の歴史が理解できます。
最近の漢字の簡略化とルビを振らない傾向に警鐘を鳴らしていて、私も理解できました。
振り変えれば、小学生、高校生、大学生の頃はよく本を読んでいたのですが、就職した後起業してから今日までは実用書くらいを読んでいただけです。
中学生の頃はいじめられていたので、本を読むより喧嘩に強くなる身体の動きと受験しか興味が湧きませんでした。
この10年で時間も自由に使えるようになり、本を読み出し且つブログも書き始めた時に、自分の文章力の無さとボキャブラリー不足に直面したのです。
以前にも記述しましたが、知らない言葉や慣用句等に出会うたびに、ブルーインクのパイロットの万年筆で、コクヨのノートに書き写していました。
既に4冊になりました。
中には、同じ言葉を2回も書いている語彙もあります。
記憶力の無さに閉口するのですが、この本の著書である宮崎氏によれば、自分の身になり自由に使えるようになるまでは数年かかることもあるとの指摘に、少し安堵(あんど)している私がいます。
素晴らしい日本語を駄目にしたのが米軍のGHQとそれに追従(ついしょう)した日本人の一部と知って、かなり腹が立ちました。
自分なりに、徹底して日本語の漢字を使いこなそうと決めました。
有り体(ありてい)に言えば、「何くそ負けてたまるか」の一環です。
現在、準4段の書道教室の題目は、5文字の全てが漢字で、それらの楷書、行書、隷書、篆書等となっています。
否が応でも漢字と接触せざるを得ないのです。
この本は、ベストセラーになった「教養としての上級語彙 知的人生のための500語」の続編でした。
早速、上記本を購入し、読んでみることにしました。
