時間がかかる

 コロナに感染してから10日以上過ぎて、ほとんど回復しました。

若干たまに咳が出るくらいで、熱もなければ鼻水も出ません。

しかし、思った以上の副作用を感じています。

 それは何かというと、何事に対しても全然やる気が起こらない事です。

本どころか新聞も読む気がせず、外に出たいと思わなくなったのです。

つまり、体力的なものより精神的なものが全然回復しないのです。

 株価もどうでもよいし、不動産にも情熱が失せてきました。

今までほとんどTVを見なったのが、昼から夜までソファーに寝転がり、転寝をしながらTVを見て時間が過ぎています。

ほとんどが興味ない内容なので、何時もチャネルを変えています。

 昨日は、たまたま京産大と大東文化大のラグビーの試合があっていました。

京産大の一方的な試合運びで、最後の方に京産大が主力とサブのメンバー交代を行い、その隙に大東文化大が点を入れたような展開でした。

何故ここまで差がついているのか、かなり集中して試合を見続けました。

直ぐに理解できたのが、スクラムハーフの違いです。

圧倒的に京産大の方が判断力が速くパス回しに迷いがない。

 それからはスクラムハーフだけの動きを凝視しました。

これまた直ぐに違いが理解できました。

ボールに到達するまでの時間は両校ともに同じレベルです。

 大東文化大学のスクラムハーフは、ボールに到達した時点で周りを確認します。

そしてパスするかキックするか自ら前進するかを決めています。

京産大のスクラムハーフはボールに到達する前に左右の状況をちらっと見ていて、ボールをつかんだ瞬間に、左右迷わずにパスをしていました。

つまり決断のスピードが明らかに違うのです。

その違いを生んでいるのがボールに走りながら「ちら見」を素早く行って情報収集を終えているのです。

二輪業界の経営者の感覚と同じだと感じました。

 年を重ねると病気回復に時間がかかります。

それと同じく漸減し始めた業績の回復にも時間がかかるのです。

勝ち残るには、現場で細かな情報収集を行い、素早い判断で行動を起こすことです。

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