永い付き合い

 我々夫婦と子供達は、全員同じ外資系の生命保険に加入しています。

ドル建てなので数年前から加入している子供達には、円安は少し負担増となっています。

しかし、我々夫婦は20年近い平均加入金額が1$110円前後なので、かなりの恩恵となっています。

息子達には、満期が来てから円高に振れたなら、ドルでそのまま持てばよいとアドバイスしています。

 随分前までは、経営者が全ての負債を負い、倒産したら経営者個人の全財産を没収されました。

そのために、経営者は負債相当の生命保険に加入せざるを得なかったのです。

若くして経営者が亡くなれば、あっという間に家族が路頭に迷うからです。

 その保険の担当者は、私が創業時のお客様だった人物です。

当時彼は大学生で確かスズキの刀750か1100に乗っていました。

大学卒業後地方銀行に就職し、その後今の外資生命保険会社に転職しました。

37年もの永い付き合いなのです。

 その彼が、一昨日極上のウナギのかば焼きを6尾我が新居に持参してくれました。

土用の丑の日が翌日だったからです。

なかなか自分達では買えないもので、家族で大喜び。

 「土用」とは、調べると日本の季節の変わり目となる、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの直前約18日間を指すとのこと。

中国から伝わった五行説の考え方から来ているそうです。

 その時の会話で、どの株を購入したらよいか相談を受けたので、私の含み損がある勝負株を紹介しました。

彼も私がその株を購入したのは知っていて、この数か月間株価はほとんど動かないし商いもわずかしかないから怖いとの評価。

そこで、彼にその会社のHPから印刷した決算短信の財務諸表を見せました。

 彼は銀行員だったから、詳細の分析はお手の物です。

その資料を見て、「なんて会社ですか?これほど素晴らしい財務体質なら、借金はお付き合いで借りているレベルです」

売上高より繰り越し剰余金の方が多いと驚いていました。

 私がその株を購入した時より15%ほど現在下落しています。

私はそのまま持てば来年には3%の配当金が貰えますが、彼が今購入すれば4.3%は貰えるのです。

そこまで話しましたが、最終的には自己責任にての決断です。

果たして、彼はどうするのか楽しみです。

 

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