さてどちらを取るか
先日、メインバンク(弊社グループは1行としか取引していない)の支店長と担当者が我が家を訪れました。
私の好物のハムのお歳暮に、特別な客だけに提供する高級なカレンダーを持参。
単純な私は、特別扱いに素直に嬉しく思います。
昨年から今年にかけて、法人、個人合わせて数億円の借金をしたのですから、優良顧客にはなるのでしょう。
担当者が、投資用不動産物件を持って来ました。私のことをよく理解していないのか、私が手を出さないと決めている、福岡市の南区と東区の物件。
直ぐに私の方針とその理由を説明。地下鉄七隈線沿線、西区と早良区の一部、それに佐賀駅近辺を探すようにお願いしました。
新NISAについて聞いたのですが、今使用している銀行の口座では、株式が買えないとのこと。
株式を購入するなら関連会社の証券会社に口座を作り直す必要が出てきます。
しかし、そこで株式を購入するとなると、かなり手数料が高くなります。
私がやらない投資信託の種類を聞くと、これまた魅力あるものがほとんどない。
結論からいうと、特段銀行と深い縁がなければ、ネットのSBI証券か、楽天証券に新NISAの口座を設けるのが一番です。
株式売買手数料は無料だし、投資信託の数も半端なく多いからです。
その担当者に同情しました。少し投資に理解のある人なら、銀行ではNISAの口座は開設しないからです。
そこで、初心者に提供することになる時の注意点をアドバイス。少なくとも、自行の手数料を優先しない事と、お客様の余剰資金の一部しか使わせない事。
これを怠れば、その本人を含め家族全員の信用を失う可能性がある旨を説きました。
私は、義理と人情に生きる昭和の男。安い金利で大きなお金を貸してくれたこと、プラチナカードの年会費を負担してくれること等を考慮して、銀行口座に据え置きを決定。
6本しかない日本国内投資信託と、インデックスファンドから選ぶこととしました。
何時も心掛けていることは、目先の損得に惑わされないことです。
今までやって来れたことも、この銀行との関係があったからだと思います。