合わない
我が家の家事全般と、子供達の会社の経理まで長年勤めてくれている真ダムに、大きな感謝の気持ちを形に変えてプレゼントしようとかねがね思っていました。
「物」は大抵の種類は持っているし、福岡市内の高級飲食店にもほとんど連れて行きました。
やはり非日常を味わえる旅行が良いかと考えました。
ドルやユーロに対してかなりの円安です。海外旅行は無駄だと感じています。
また、私自身が最近体力も衰え始め、股関節の具合も良くないので、今後長期間の旅行は出来ない恐れもあります。
そこで思い切って、パックの14泊15日日本一周の旅を申し込むことにしました。
支払いを済ませると、旅行会社から封書で招待状が届きました。
場所は博多駅筑紫口正面にある都ホテル。
その3階にあるレストランで「アフタヌーンティ」を用意しているとのこと。
福岡からどのような人達が行くのか楽しみにしていたら、残念ながら私達二人だけ。
その季節に行くのは全国で我々を含めて6人とのこと。
旅行会社の担当者が、今回の旅行で何か質問は無いかと問うので、どれだけの衣類を持ち込めばよいのかという事と、バッグはどのレベルの容量が必要かも尋ねました。
返答は、大きなキャリーバッグ2個とボストンバッグ1個は必要。連泊が2か所あるので、その時にクリーニングに出せるので7~10日分の衣類があればベスト。ドレスコードを必要とするところはないので気軽な服装でオッケイ。
他に質問もありませんと言うと、それでは2時間ここでごゆっくりお過ごし下さいと席を後にしました。
メニューを見るとひとり4500円(税込)となっていました。
周りを見ると、その「アフタヌーンティ」のセットを頼んでいるのは、お洒落な洋服をまとった30前後の女性ばかり。
隣の二人には食前にシャンパンが運ばれてきました。午後2時半頃なのですが?
中身は、殆どケーキやクッキー類。私も真ダムもどちらかというと、煎餅派。
今まで聞いたことのない紅茶を飲み干して、1時間もしないで数種類のケーキを残して退席。
二人で顔を見合わせながら、「我々庶民には合わないね」。
人生で初めて2週間もの長旅を経験します。不安がかなりありますが、TVで来日外国人へ浅草でアンケートを取っていたら、殆どの日本での滞在期間が1か月間。
思い切って、何も考えずに楽しみたいと思っています。
それにしても、帰りの地下鉄七隈線の車内混雑はひどいものでした。