金融リテラシー
金融リテラシーとは、簡単に言えばお金のことをきちんと且つ賢く知るために、必要な基礎知識を身につけてお金の使い道を判断する能力のことです。
以前から日本において、この金融リテラシー教育が若者になされていない弊害が指摘されていました。
私は、幸いにも実の弟が証券会社の社員になったお陰で、この基礎を学び実践することが出来ました。
月刊ダイヤモンドZAi7月号別冊付録に分かりやすい『お金』の記事が掲載されていました。
私の今までの経験から来る考え方と通じるものがあるので、要点を記述したいと思います。
先ず、お金が貯まる方法は「3つ」しかないという事。
一つ、収入を増やす。二つ、支出を減らす。三つ、投資で増やす。
宝くじが当たったり、相続でもらったりもあり得ますが、不思議とそのようなお金は身に付かず増えないものです。
この雑誌に書かれているお金の貯め方が、私が今まで取った行動とまるで同じ内容でした。基本は父からの教えでした。
先ず、給料から「天引き貯金」をして、残ったお金で生活する。私はこれを40年以上現在も続けていますし、会社の経営にも適用しています。
次が「複利の効用」です。現在は銀行預金金利が0.002%なので複利で回しても効用は実感できないでしょう。
しかし、息子達の会社で行っている定額で株式を購入する積み立て(ドル・コスト平均法)は、その配当金までも次の投資に向けるので、複利以上の効用があります。
この株式の利益は直近で、銀行預金を複利で回したと仮定した場合の利息の約20000倍となっています。
三番目がNISAなど得する制度を使うという記述になっていますが、私はあまり重要視していません。
理由は簡単で、将来ビリオネアになるためには億円単位の投資が必要です。
2000万円弱の税金免除など微々たるものだからです。
最後の4番目は、私の体験そのものです。
この雑誌には「100万円貯めたら投資デビュー」となっています。
私はこのブログで何度も「毎月2万円の積み立て(天引き)を5年間しながら、株式投資のシミュレーションを行う」ことを推奨してきました。
また、株式投資歴40年の私は3度残高が「ゼロ」になりました。
そしてスタートはいつも約100万円からなのです。
そして現在の株式投資は、2014年4月の100万円からの再開です。
昨日、あっという間に日経平均が終値で33000円を超えました。
益々難しい投資判断を迫られます。
この様な困難な環境下でも私は、今まで体験したことと書物の勉強による「金融リテラシー」で、本日待機資金の殆どをある銘柄に投資しようと考えています。