駄目なことは駄目
「熊本産」アサリの97%に外国産が混入されていて、大掛かりな偽装が疑われています。
自然災害で熊本のアサリは年間21トンの漁獲量しかないのに、流通しているのは何と2485トン。
日本国内でも「熊本産」が人気で、他の県のものはほとんどが偽装はないとのこと。
農水省が本格的に調査を行うとのことですが、詳細を見ていくと長年の慣行だとか、ほとんどの流通会社は知っていることだとか、何とも情けないことが次々に出てきます。
会社を経営している者として、これらの会社の経営者の質を疑います。
漁協の幹部が「食っていくため」との弁解をしていたとの報道もあります。
可笑しなことです。食えないなら止めてほかの食えることを探せばよいだけです。
自分の不徳を外部のせいにしているだけなのです。
県知事の蒲島氏の決断に、大いにエールを送りたいと思います。
潰れる会社があっても仕方ない、熊本県のブランドを守るために、2か月間アサリの出荷を停止するというもの。
なかなかこのような英断を即時に実行する政治家のトップはいない気がします。
本気で『熊本』を愛していることが伝わります。
弊社グループの社是は、私の体験から『信頼と感謝』にしています。
それが失われたら、倒産しても仕方ないことなのです。
私を育ててくれた『熊本』。私にできることは何か?
ふるさと納税ができるお金のほとんどを、熊本にしようと決めました。