危機意識
現在のように経営環境が激変する時代には、社員全体の危機意識が欠かせません。
経営者は、自分の人生自体が掛かっているので必死になりますが、社員にはそれは理解できません。
普段の生活が、そのまま継続すると思っているのです。
弊社のモットーに「TAG 楽しく・明るく・元気よく」というものがあります。
これは、どうせ一日の1/3の時間を過ごす仕事の環境は、働きやすいに越したことは無いからです。
しかし、この項目を上位に持ってきたという事は、それだけ実現も難しいとの裏返しでもあるのです。
何故なら、中小企業は常時戦闘状態に置かれているからです。
戦争に負ければ倒産。経営者は身ぐるみ剥がされ、社員の中には路頭に迷う人も出てきます。
この倒産を防ぐのに、社員の「危機意識」を重要なのです。
私は、前向きに社員の意識改革を実行するすべを色々考えました。
その一つが「賞与の社員全ての開示」です。
給料は生活給の側面があり、大きな増減は難しいところがあります。
賞与を、やる気と結果次第で大幅に増減させ、「ナニクソ負けてたまるか」「もっと上を目指そう」の精神を醸成させれば、自ずと意識改革になると考えたのです。
弊社は、安定した公務員の集まりではありません。
最近弊社も仕事の環境が良くなり過ぎて、現状維持を考えている雰囲気があります。
生き残るには、社内の競争意識が重要だと思います。
今夏の賞与は、最低1万円の人と100万円の人が出ました。
賞与の低かった人が、如何に挽回して冬季賞与を増やすのか、とても楽しみです。