新たな故郷
昨日、不動産売買が終了しました。
魔ダムの実家です。
これで、私の実家と共に彼女の実家を売却完了です。
我が実家は不動産仲介業者を入れずに、私が隣家と交渉を重ね、売却まで行いました。
熊本地震でほぼ半壊状態でしたので、「現状有姿」で、瑕疵担保条項無しの契約です。
顧問のH弁護士の協力でスムースに行きました。
今回の魔ダム実家は、築40年ほどになるRC構造物が敷地内に2棟ありました。
当時では珍しいRC造り自宅の横に、2階建ての賃貸物件用RC造りの建築物です。
この賃貸用は2階に2部屋の住居、1階が自動車整備工場となっていました。
共に老朽化が激しく、修理をしても実家は誰も住まず、賃貸物件も賃料と修理の乖離が大きすぎて売却に至ったのです。
2階の住人と1階の店主に退去してもらうのに、およそ1年3か月かかりました。
粘り強く交渉を重ね、全員円満に退去いただけました。
ここでも弁護士H君のアドバイスが生きました。
「賃貸借契約」」と「定期賃貸借契約」の違い並びに重みも知ることが出来ました。
振り返ってみますと、その時々に何故このような面倒なことに巻き込まれるのかと、嫌になったこともあります。
ところが、両家の親が頼るのは私しかいません。
やらざるを得ませんでした。
結果、すべて無事に、私の想定通り完了した今は、このようなことに拘われて本当に勉強になったと強く思います。
実体験で、測量や測量の更生、税金、建築、契約書の内容、家屋の取り壊し、屋内物品の整理、価格の交渉etc.
独りで考え、一人で勉強し、ポイントを専門家に依頼し、一人でシナリオを完成させました。
そして、どの案件もほぼ私のシナリオ通りに完結したのです。
熊本、小倉にもう帰る実家はありません。
色んな想い出をしっかり心に刻み、この福岡で素晴らしい明日に向かって生きて行こうと、魔ダム、愚息達と誓いました。