没入

 先日、10月の月次決算が出ました。

前年に比較して、かなりの悪化傾向は変わりません。

特に、次男の会社の在庫消化率が悪過ぎます。

たまたまの成功体験が多過ぎると、リスクを感じなくなります。

経営者にとって「怖い」という感覚は常に忘れてはなりません。

 職種を選ぶだけで、生涯賃金の格差が出る話は記述しました。

最高の金融業・電気ガス業と最低の宿泊サービス業では、倍以上の格差となります。

我々小売業は平均より少し下の方に位置します。そこで私は、整備力を強化して粗利率を上げ、なるだけ平均賃金を上回るように努力をしてきました。

好きな仕事について、平均より上の賃金が貰えれば、これほど幸せなことはないと思ったからです。

 現在の私は、その上位1,2位の金融業と不動産業の会社の経営に力を入れています。

2輪業界は令和8年8月8日に引退し、息子達の会社の経営コンサルに特化するつもりです。

 最近株式がとても面白く感じて、毎日が楽しみでなりません。

11月23日(木)が勤労感謝の日で休みと知らずにがっかりしていたら、真ダムから一般の人は休みで喜ぶのに、あなたは休みでがっくりしている。やはり変人ねと。

私は昔から、遊ぶとか暇にするとかが苦手な性分でした。

且つ、最近の日本株は没入するにふさわしい傾向があります。

世界中が金融引き締めを行っているのに、日本だけが金融緩和を継続中です。

天邪鬼の私にとても相性が良いのです。

 次第に没入しているのには訳があります。

2001年から毎月月末の株式残高を、エクセルに記入していることは書きました。

2001年8月末残高の122万円からスタート、それが2007年10月には6800万円となり、リーマンショックを経て、株式を現金化しながら会社の運転資金等に充てました。

そして2014年4月にまた100万円から再スタートし現在に至ります。

2018年までに自宅のローン等を一括返済し、2018年12月末残高は700万円。

 私個人が無借金になったことと、息子達が会社を承継したいとの強い意志を感じたので、株式投資への時間をかなり増やしました。

その成果は如実に出ています。金融業界の賃金が高い理由は、お金がお金を勝手に生むからだと実感しています。

ここまで来たら嵌まらざるを得ないでしょう。

 貧富の格差が叫ばれていますが、1億円以上の金融資産を持つ世帯は、15世帯に1世帯はある計算となることも忘れてはなりません。

資産を増やすコツは、何も難しいことではありません。

一生懸命働いて、倹約に勤め、余剰資金を株式投資に回す」たったこれだけのことを長年やればよいだけです。

 お金は幸福を約束しませんが、老後では貧困よりお金に余裕があった方が幸福度は高いはずとの私の勝手な想像と、強くなければ優しくなれないという自分なりの信念の下、投資を続け金融資産を増やしています。

今年の12月中に「中越パルプ」が大化けしたら、10億ドルの山の方向がかすかにわかり、スタート地点に立てるのですが。

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