リーダーの役目

 昨日、経営とは「安定した雇用と所得を創出すること」と、私が思っていると記述しました。

急変する環境に対応しながら、上記のことを続けるにはどうしたらよいか?

簡単に言えば、10年以上に亘り利益を出し続ける能力を会社が維持する事に尽きます。

リーダーは少し先のことを読みながら、常にこの利益を出し続けるヒントや仕組みを考えなければなりません。

 これを得る方法は、業種によって違ってくる気がします。

先ず、我々二輪業界のように成熟事業では、何を気を付ければよいでしょうか?

成熟事業では、思い切った大胆な改革よりも、漸進型の改善を少しずつ積み上げていくほうがあっていると思います。

そして何より、顧客目線を忘れずに、リピーターの数と紹介の数を増やすことに全力を挙げるべきです。

その為にも、整理・整頓・清潔・清掃・躾・作法の6Sを厳密に実行すること。

 これが、成長事業や新規事業の場合はどうでしょうか?

こちらの方は、何はともあれ、スピードが一番重要となります。

成熟事業のように、考えてから走るのではなく、考えながら走ることがポイントとなります。

その上で、少し違うという感覚になった時には、方向性や方針をどんどん変えていく柔軟性が必要となります。

少々のミスや失敗を恐れてはいけないし、そうなったとしても会社や店が傾かない耐性が無ければなりません。

 どちらの事業でもリーダーに求められるのは、迅速な意思決定です。

意思決定が上手な人は、たいてい冷静な分析と直感の両方を組み合わせているものです。

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