サラブレッドと農耕馬の共通点

 魔ダムのいとこ夫婦が共に「古希」を迎え、お祝いするという事で小倉の「料亭観山荘」へ魔ダムと共に招待されました。

「古希」への招待は初めてでしたので、お祝い金をいくら包むかで彼女と相談。高い金額の彼女と安い金額の私でその中間をとることに。

料理の内容や、お土産、それに高級ホテルの宿泊まで準備してくれていて、私の案でなくて良かったと、魔ダムに感謝。

教訓として冠婚葬祭はケチっては駄目だと改めて痛感。

 件の彼と私の共通点は、共にサラリーマンを経験しながらほぼ同じ時期に脱サラして起業したという事です。

そして3つの会社を興したことも共通です。

それ以外はサラブレッドと農耕馬くらいの違いがあります。

 先ず彼の父親は海軍兵学校出身の超エリートで、戦艦大和沈没で奇跡的に生き残り、書物にまで名が出るような人物でした。

また彼は慶応大学を出てアメリカに留学、同じ年の奥様は名門の日本女子大学出です。

 尋常小学校卒の父母を両親に持つ私は地方の国立大学出。当時の中卒(現在の高卒)の父を持つ魔ダムは地方の短大出。

彼が始めた会社は商社、私のそれはバイク専用タイヤショップ。

 手配した宿泊先まで彼がついてきてくれました。

客室の最上階でそのフロアのみ、読書室があり無料の飲み物完備で絶景の夜景迄見えます。

そのフロアで経営談議になり、面白いことに共通点がかなりあったのです。

 先ず、自分は運が良いという点。次に仕事に関して不満は絶対に口に出さず常にポジティブに考え行動した点。

最終的に彼の経営に関する重要ポイントは「時間と選択」というものでした。

これも共通したのですが、分かりやすく言えば、中長期でものを見ることと、その時その時の決断が重要というもの。

そして何より驚いた共通点が、大きな会社から買収を持ちかけられたら、社員の待遇がより良くなるなら売却してもよいと子供達に言っている点です。

彼の3社は全て自己資本率が50%超えたという事で素晴らしいの一言です。

 彼の場合は私と違い、一人っ子の一人娘のためにホールディング制を敷いており、その彼女が社長。

彼女もまた慶応大学出の才媛。

私の次男の一つ年下で、幼い頃我が二人の子供とトランプをしながら、一番負けん気が強かったのが彼女。

 これからはこの若者3人の時代になります。

我が息子達も「鳶が鷹を生む」のいわれがあるように、是非とも駿馬になって欲しいものです。

 

 

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