ビジネスも戦争だ

シャープが台湾のホンファイ精密工業から

資本参加を受けることを決めてからの

迷走劇が、他人事ながら歯痒くて仕方ありません。

 

シャープの高橋社長をはじめとする役員達と

支援する銀行団の幹部のあまりの無能ぶりに

驚くと共に、やはりサラリーマン社長では

限界があると認識しました。

 

一度煮え湯を飲まされながら、またも同じ人物に同じことをされる。

このような決断しか下せない経営トップしかいない

シャープに明日はありません。

 

今月末までに5000億円を準備しなければならないシャープは

その弱みに付け込まれ、どんどん条件が悪くなり

いいように扱われています。

 

結局、政府支援よりかなりの悪条件で折り合うしかないのです。

第二次世界大戦終了間際に、ソ連がいきなり日本に侵攻したことと

似たようなものです。

 

ビジネスは、まさしく戦争と一緒です。

負ければ全てを失い、その後に

長い失意の人生があるだけなのです。

 

経営トップが無能であったり、有能でも経営判断を

たった一度間違っただけでも、戦争に負けます。

そして、部下には悲惨な人生が待っているのです。

 

これは、部下が一人しかいない小さな店だろうが

数万人いる大きな会社だろうが

同じことなのです。

 

それほど、経営トップの責任は重いのです。

その自覚が無い人はトップになるべきではありません。

逆にそれほどの大きな役割をきちんと果たした人には、

部下の何倍にもあたる大きな報酬を与えることも

至極当然だと思います。

 

 

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