経験を糧に

 2026年7月7日(火)20:43 読了。

「個人でできるスモールM&A実践録」木下綾子 著

大きな金額ではありませんが、初めてのM&Aにチャレンジし、買収後の失敗談と成功談、更に売却に関する失敗談も、とても面白く読めました。

 なるほどと思ったのが、情報に黒字企業とあっても、社長が自分一人で我武者羅に働きながら給料をほとんど取っていなくて、買収先から社長を送り込むと赤字になったパターン。

株式譲渡ではなく事業譲渡の方が安全というのは私と同じ考え。

 これは、今までの人生で何人からも裏切られてきた私が、本能的に他人を100%は信用していないからです(信頼はしていますし、その証は形で伝えるようにしています)。

株式譲渡の場合は簿外債務までは分かりませんから、経営者が黙っていたり嘘を言っても分からないのです。、

 買収後は経営者が先ず現場に入り込むことが、成功の秘訣との意見にも賛同します。

時間をかけ事業を理解し、作業のマニュアル化を進め、権限移譲、人材育成等を行うこと。

M&Aはトラブルも多いが、恐れるものではなく、自分自身の成長のきっかけとなるという意見も支持します。

 簡単に読める本なので、意識が高い人は読んでも損はない気がします。

ただ、いくら本で学んでも、やはり数多く体験するしかない気がします。

経験値が成功の分かれ目でしょう。

 私ならどうするか?

簡単なことです。

買収した会社に1か月間、毎日出勤します。それも誰よりも早く会社へ行き、掃除をして社員を待つのです。

そして、大きな声で「おはようございます」と笑顔で声をかけるのです。

休日も私は出勤します。

社員がいない間に、床、壁、天井、トイレ、倉庫、敷地の裏、備品等を徹底的に見て回ります。

そして、書類等を片っ端からチェックします。

 その間に個人面談を行います。

仕上げに会社の経営理念を全員の前で述べ、付け加えて欲しいことはないか聞きます。

 これらを1か月間続けて、社員のモチベーションが変わらなそうなら、買収した金額よりも安くてもその会社を売却します。

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