あっという間に

 福岡市要介護認定事務センターから、2通の封書が届きました。

中身は「要介護(要支援)認定申請の結果のお知らせ」が両親の分それぞれ入っていました。

結果は、父が「要介護1」、母が「要支援1」。

 母が数年前からうつ病を発症して、その影響で軽い認知症にかかっていました。

それで、彼女の容体は理解できます。

しかし、元気そのものだった父の容体の急変にはショックを覚えるほどでした。

 熊本震災後こちらのホームに二人同時に入所させてから、元気そのものの父が、何かと母の面倒を見ていたのです。

我々もコロナ感染症の期間、全然会う事も出来なかったのですが、その影響か昨年初め頃より一気に父の認知が進んだようです。

 第5類になってから、一緒に外食したり我が家に来た時に、父の様子に僅かな異変を感じてはいました。

それが、数か月でかなりの悪化となっていたのです。

 書類の内容をよく読むと、要支援1の母は、「介護予防サービスが利用出来て、その上限額が1か月あたり約52.600円」

父の要介護1の場合は、「在宅で利用できる介護サービスの上限額は、1か月あたり約175.200円」となっていました。

 今後、ケアマネージャーの力を借りて、ケアプランを作成する段階に入ります。

総合的な費用がいくらかかるのか、皆目見当もつきませんが、現在二人で月に8万円ほど増額された分がいくらかでも安くなってくれたらと思います。

 父は私と違ってかなり厳格な性格でした。

食事は毎日3食取り、間食は絶対にせず、午後10時までには就寝し午前6時前には起床。毎日1万歩歩き、朝から30分のストレッチは欠かさず、それはそれはきちんとした字で毎日日記を30年以上も書き続けていたのです。

 これほどのことをしていても、認知は襲ってくる現実に、私は愕然としながらもかなり開き直ることが出来ました。

身体に良かろうが、悪かろうが、美味しいと思ったものを食べて、間食もし、雨の日は家に籠り寝そべる。

 最近、知人の入院や死亡の通知が増えてきました。

私もいつどうなるのかは、天のみぞ知るです。

認知になる前に、大病を患う前に、好きなことを思い切ってしていきたいと考え直しました。

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