2023年決算

 2月22日(木)午後から、税理士と私と真ダム、それに息子達二人を入れて本部に集合しました。

2023年度の確定決算が出たのです。

外は生憎の雨が朝から降り続いていました。窓越に見える公園も人っ子一人いません。

長男の会社も次男の会社も想定通り、増収減益。

私の一人法人も赤字という結果となりました。

 子供達の会社の詳細を見ると、まだまだ在庫過多ではあります。

二人に確認すると、それぞれ適切な対策を打っていて、これらの効果は、来年以降一気に出てくると思われます。

 私が二つの会社を同時に経営していた時代の11年前、売上高合計が約9億8000万円で、中小企業の壁10億円を突破しないまま代表権を譲りました。

それが今回の確定決算では、合計が17億円となりました。

 一見かったるい成長に見えますが、これで良いのです。

二人の息子達の経営者としての体験は、未だに未熟です。

少しずつ失敗しながら、少しずつノウハウを覚え、少しずつ成長することが会社の要諦である『継続』を生みます。

急激な成長は、急激な下降となり、且つ倒産の確率も高くなります。

今後の10年間で、合計売上高が50億円前後になれば、二人共に一人前となるでしょう。

 改めて、二人の息子達はよくやってると感じました。

彼等には、常に言う事ですが、これらの実績は、「社員のお陰」「取引先のお陰」「お客様のお陰」「顧問の弁護士・税理士・社会保険労務士・司法書士のお陰」「家族のお陰」という事を忘れないことです。

 一方、私の一人法人。

売上高は経営コンサル業収入の僅か年間132万円、株式配当等の営業外収益が94万円で、一般管理費等を差し引いた純利益は86万円の赤字となりました。

まあこれは仕方ないことです。

所有していたビルを売却して、賃貸収入がなくなったわけですから。

運営に足りないお金は、私個人が会社に貸し付けています。

 PLでは上記結果なのですが、BSでみると全然違った風景となります。

総資産が2790万円、負債が385万円、自己資本比率は86.1%となるのです。

会社設立当初からの推移、0.1→0.3→2.5→3.6→3.9→4.9→71.3→86.1

総資産の内訳は「現・預金」と「投資有価証券」がほとんどです。

 そのうちの「投資有価証券」は、私の場合は全てが「株式」です。

記述している通り「西日本FH」「シンニッタン」の二銘柄です。

この合計金額は2023年末で1780万円となっています。

この金額で過去に購入したという事です。

 それが、日経平均が34年振りにバブル期の最高値を上回った2月22日(木)の終値で計算すると、合計が2900万円となっていました。

およそ1200万円の含み益が出ているのです。

この例でも、会社の実態を知るにはBSが重要ということが分かるはずです。

 もともと自己資本100万円で始めたビジネスです。

今回が8期目です。実態で計算した純資産はおよそ3500万円となります。

つまり、8年で資産を35倍にした計算になるのです。

金融と不動産は大きなリスクはありますが、見返りも大きいという事です。

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