何もしないことが吉

 東洋経済新報社出版の株式投資のバイブルである「会社四季報 秋号」が出版されました。

私はこの細かい字が書き綴られた分厚い本を読む気がしなくて、その出版に合わせて出される要約版の方を何時も購入します。

タイトルは「お宝銘柄を探せ プロ厳選500銘柄」。

9月18日(月)に、小田部の積文館書店でこの本を購入し、帰宅後早速数時間詳細に読み込みました。

 結果は、気になる銘柄はほとんどありませんでした。

残念ながら、「中越パルプ」や「シンニッタン」を売却してまで買う銘柄が見つからなかったのです。

 ダイヤモンド社から数か月ごとに発刊されるZAIの8月時点での理論株価とこの東洋経済出版社の現在の理論株価を比較してみました。

両者ともに、理論株価の定義が違うので、どれくらいの差があるか調べるためです。

 息子達の会社から毎月30万円ずつ引き落とされて、ドルコスト平均法で購入を続ける「ジャックス」が一番気になりました。

既述しているように、平均買値約3000円が現在では5000円を超えているからです。

伸びしろがあるか気になったのです。

 ZAIでの理論株価は8789円、東洋経済のそれは何と10.137円で、共にまだまだ上昇余地はかなりあるようで安心しました。

最近金利上昇で地銀株が上がってきており、私の悩みの種である「筑邦銀行」を調べてみました。

1811円の平均買値がこの時点では1400円台。

ZAIの理論株価は5805円、東洋経済のそれは4164円。

 同様に「中越パルプ」は1343円の平均買値に対して4227円と4119円。

「シンニッタン」は個人の平均買値250円・法人224円に対して688円と562円。

 取り敢えず、全ての持ち株が配当率3%を超えているという事と、理論株価よりもかなり割安という二つの点で、暫くは売却をしないという結論に至ったのです。

9月20日~22日まで日経平均はかなり下げが強くなりました。

私などは、ちょうどよいガス抜きだと悠然と構えています。

年末までは、恐らく何もしないことが吉だと感じているこの頃です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

次の記事

簡単な勉強法