経済学

 私は地方の国立大学経済学部卒業なのですが、入試の時も卒業してからも「経済学」に関して、深く考えたことがありませんでした。

就職の良さと偏差値で学校を選んだ気がします。

 この経済学なる物とは一体何ぞや?

定義では、「社会全体のお金や物のやり取りを、データを基に理論的に証明しようとする学問」

世俗的に言うと、「限られた資源を効率よく使って、豊かな生活を送れるようにする」ことを考える学問。

これだけでは、私にはピンとこなかったのですが、次の言葉を知って納得しました。

 1978年にノーベル経済学賞を受賞した「ハーバート・サイモン」の言葉です。

「ある事柄について情報を取得して咀嚼するには、限りある資源である『関心』をそのために割かなければならない。総量の天井がある以上、何かに『関心』を割けばその分だけ別の事柄には『関心』が少なくなる」

経済学とは、単純化すると、お金の配分、つまり限られたお金をどこにどれだけ使うかを考える学問。

ここで初めて私のような浅学の者にも理解することが出来たのです。

 今正しく私は、その経済学の真っただ中にある気がします。

60年以上生きてきて、自分の好きな事、得意なことは何かを考え、そのことに『関心』を割いて豊かな生活を送る。

「株式投資」「不動産投資」「経営コンサル」にかなりの『関心』の時間を割き、咀嚼しています。

一般的な60代の人が割くような『関心』には、ほとんど興味がないのと同じです。

 私の場合は、単なる経済学という学問に終わらず、『実践』という行動を通して自ら検証をしているのと同じだと思いました。

これからも失敗を恐れず、果敢に経済学の実践を試みようと考えています。

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