やはり 『水』

 私が再三、福岡市や世界の水事情についてこのブログに書いていて、ピンとこない方が多いと思います。

何故これほど私が「水」に拘るかというと、福岡県の1978年と1994年の二度の大渇水を体験しているからです。

その時には、水洗トイレの大変さだけが記憶に残りました。

 しかし、「水」というものは、生命維持に欠かせないし、農業も工業もこれなしには成り立ちません。

よく考えると、最近話題集中の「電力」よりもはるかに重要なのです。

 福岡市の水道事業が今年の3月1日で創設100周年を迎えます。

政令都市の中で唯一1級河川のない福岡市。

ずいぶん昔から渇水対策に力を注いできました。

筑後川の分水や9つのダム建設、プラスして海の中道の海水淡水化プラントで現在に至ります。

 令和3年の五ケ山ダムの完成で、大きな渇水対策は終了しました。

それらの対策だけでなく漏水対策も徹底しており、漏水率2.0%は5年連続日本一です。

 世界に目を向けると今後「水」を巡って戦争が起こる可能性がますます高まっています。

我々も改めて「水」の大切さを再認識し、少しずつでも『節水』を心掛けるべきと強く思います。

 今でも毎日風呂の残り湯をバケツ3杯に入れて、庭の水やりを欠かさないようにしています。

2023年2月24日 午前9時現在の福岡市の貯水率 59.31%。

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