ソーバーキュリアス

 息子達が会社を継ぐと言った時に私が課した課題は一つ。

煙草を止めることでした。

私も25歳で止めたのですが、それまでに数十回禁煙にチャレンジして、やっと克服出来た経験から、これが出来れば大抵のことはやり抜けるだろうとの思いからです。

ただ本来ならこれにお酒も加わるのです。

幸運にも、我が一家は下戸の家系だったのでこの点は気にしなくても済みました。

 お酒が飲める人の会話によく「飲まなかったら家が一軒建っていた」という言葉が出てきます。

確かに30年分の飲酒代を考えると然もありなん。

 中小企業の経営者というものは、大企業と違ってなかなか替えがききません。

更に9割以上の責任がその本人一人に掛かってきます。

そのために、健康維持が最優先となり、次に金銭の節約となります。

また飲みに行った先の女性とのかかわり等にも大きなリスクが潜みます。

 これらの観点から、中小企業の経営者は、タバコを吸わずに酒も飲まなければ、50%以上の確率で成功すると勝手に解釈しています。

最近ではこれらに似た行為がお洒落感覚として受け入れられているそうです。

 Sober→しらふ、 Curious→ふりをする

「ソーバーキュリアス」とは、お酒は飲めるけれど敢えて飲まないライフスタイルのこと。

このスタイルが若い人を中心に広がっているとのこと。

最大のメリットは、酔わなくて済むので時間に余裕ができる点。

 面白い時代になったものです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

何故具体的に動かない

次の記事

プレミアムニッチ市場