奥義

 経営は奥が深い。

人と同じことをしても儲からないし、違うことをすればリスクが増大する。

大抵の経営者は、売れる商品を欲しがるものです。

 ところが、売れる商品ばかりに頼っていると、その店の個性がなくなり、次第に衰退し始めます。

二輪業界でも、TWのカスタム車や、ビッグスクータのカスタム等で一世を風靡したお店は、今は無いか衰退しています。

 面白いもので、売れる商品ばかり販売していると、店のスタッフに工夫が見られなくなり、いつの間にか傲慢な態度が現れ始めます。

昨年までのYSPはまさにこれで、SR400とセローがその商品に当たります。

 売りにくい商品に焦点を当てて販売していくと、他店との競合は無くなり、ブルーオーシャンにいつの間にかなっています。

売れるための独自の工夫や戦術が、その店の個性になっていき、他店は追随できなくなるのです。

 コンドーム製造大手の岡本理研の創業者「岡本巳之助」氏の言葉です。

「儲からないものが一番儲かる。儲からなければ誰もやらなくなる。儲からなくなれば創意工夫により儲かるように持っていこうとする。粘り腰で事業を続けることが利益につながる」

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