面倒くさい

喫緊の仕事を終え、久し振りに一人で天神に行きました。

地下鉄に乗り、終着駅で降りゆっくりといろんな観察をしながら

現代の風俗を感じてきました。

 

残念ながら、嫌というほど自分の年齢を感じさせられました。

やはり若さは特権です。

若い女性がどういう対応をするのか試してみました。

 

道を聞いたり、商品説明を受けたり7人ほどに声をかけました。

全員笑顔で答えてくれ、道を聞いた人は

途中までついてきてくれました。

 

少なくとも、変なおじさんには思われていなくてほっとしました。

人間関係は本当に難しい。

改めて自分が不器用な生き方しかできないことを

この年齢で自覚させられると、意気消沈です。

 

インキューブのステイショナリーで自由日記帳を購入しました。

毎日つける気はしませんが、自分がどういう考え方をして

どのように人生を送ってきたかをその時々で記していないと

何のために生きてきたかの証がないような気がするからです。

 

その後に、イムズの料理教室を覗きました。

若い女性ばかりで、俺には絶対に無理と早々に退散。

男が自立することは相当に困難を要すると再認識。

 

時間が来たので、取引先のN君と会食。

彼が吟味した店とあって美味しくて、隠れ家的存在でした。

20年振りくらいに、白ワインのグラスを飲み干しました。

 

周りはカップルばかりで、話を盗み聴きしていますと

年齢の差から考えても普通のカップルとの違いが理解できます。

 

その後にジャズ喫茶に行きました。

懐かしさがあったのですが、その場で数年振りに女性から声をかけられました。

40歳前後の可愛い女性だったので、「神の悪戯」かとも思ったのですが

話が盛り上がり、不思議なことに彼女は熊本大学出身だったのです。

 

テナーサックスの生演奏に合わせて、その彼女が朗読をしたのですが

その詩の内容が、私の胸をえぐるものばかりなのです。

N君もあまりのタイミングに真っ青になっていました。

 

くそ真面目の真っすぐという性格は、本当に生き難く

他人が閉口するのも分かった一日でした。

 

 

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