痛快
2026年9月4日(金)21:38 読了。
「茶の間の正義」山本夏彦 著
この本は、現代に何らかの不満のある方は、ぜひ手に取って読むべき本です。
私は、あまりに多種多様な経験をしたお陰で腹黒になった分、他人の色に染まることはありません。
いつの間にか、人は人と突き放すようになった冷酷な自分を知っています
真ダムからは考え方がおかしいとか、変人と言われて久しくなります。
そんな私と考え方が実に似ているのがこの著者。
一般庶民の私と違い、頭脳明晰で日本を代表する随筆家で編集者である彼。
辛辣な文明批評とユーモアを併せ持つ操觚(そうこ)者。
諧謔(かいぎゃく)を漂わせながらも、晦渋(かいじゅう)なこと頻繁。
とまあ、日本語の勉強にもなります。
これほど歯に衣を着せずに書いたり話したりして、評価の高い人を知りません。
茶の間の正義の一番のやり玉はTVです。
眉唾で胡散臭い正義であると断じています
私も同感なのですが、彼はそのTVを家族の反対を押しきってでも買おうとしません。
また、私は人に嫌われたくありませんので、空気を読んで言葉を濁したりします。
しかし、彼はズバッと直言するのです。
職業に貴賤は無いと、私は言うし書きます。
しかし彼は平然と貴賤はあると言って、その例えに売春婦のことを書いています。
確かに変人な私でも、売春婦と一緒になろうとは考えません。
更に男性の育休についてもかなり否定的に論じていますし、私も大いに賛同します。
このようなことを法律で決めてどうするんでしょうね?
初版は1979年2月10日。私が読んだのは2019年3月30日改版3刷のもの。
昭和初期の日本が垣間見れるのも楽しい一面です。
それにしても、世間は昔も今も全然変わらないと感じました。
これからの正義を考えると、SNSやAIが普及すればするほど、真贋と美醜の判別はつきにくくなります。
先ずは親がしっかりとした人生の軸を持たねばなりません。
多くを学び、多くを経験し、多くの失敗を犯し、それらの実体験を通して、自分なりの軸を作り、その周りを時代の変化に合わせてアップデートするしかない気がします。
私の生き方を正当化してくれる本に出合った気がしました。
「マンガ日本の古典 堤中納言物語」を2026年9月4日(金)23:08読了
中途半端な物語で、何が面白くて現代まで残っているのか意味不明でした。
平安時代は、何人の女性でも相手にできる、男の天国であることは十分に理解できました。
