先ず動く

 このブログで、経営に関して何度も、速さと行動力について記述してきました。

速さについては、おおむね悩んでいる間に良いことは過ぎ去り、悪いことは更に悪化する確率が高いからです。

「即断即決」の重要性を示唆してきました。

行動力については、何らかのアクションを行いなさいと書いてきました。

行動を起こせば、それが失敗しようが成功しようが、今までに体験したことがない何らかの結果を知ることができて、それが血肉となっていくからです。

これらのことは、経営だけに限りません。

 先日、ラグビーのコーチングへと出かけました。

その日は新人研修最終日でした。

1月の寒風吹きすさび雪が舞う環境下で、泣きながら短パンにTシャツ1枚で、過酷な訓練を行ってきました。

この厳しい3か月間を誰一人脱落することもなく、園児から小学6年生までの30余名が、研修の終了日を迎えたのです。

 最後のミーティングで、我が子がここまで成長したと涙する母親も例年通りいました。

雨が降ろうが雪が降ろうが、短距離ダッシュ、中距離走、前回り、後ろ回り、階段ダッシュ、300まで数える倒立維持、伸脚・開脚のストレッチetc.

それらを1日3時間12週に及び同じことを続けるのです。

毎週、短パンもシャツも泥んこになります。

逞しくならない方がおかしい。

いつの間にか親も一緒に成長しています。

 私の孫が、目の前に公園があるにも拘わらず、全然外に出ずにゲームばかりしていました。

息子夫婦に嫌われることを覚悟しながら、体験に連れ出し無理やり入部させました。

怖がりで運動神経もさほど良くない孫ですが、この3か月間を嫌がることもなくこなして、全てのメニューに合格しました。

 何もしなければ、毎週ただただゲームをやって無駄な時間を過ごすことは目に見えています。

仮にたまに読書をしていても同じことです。

この「行動」したか、しないかで、人生は大きく変わってくるでしょう。

それも一時も早く行うことです。

 温室育ちの子供は、社会に出て理不尽さに出会うと、我慢ということが出来難いと私は思っています。

古より「思い立ったが吉日」といわれているのは、それが成功する基になっているからだと思います。

『先ず動く』をとても大切にされていた方が、建設界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受賞された、建築家の安藤忠雄氏です。

彼は、10代の時に大学で建築を学びたかったのですが、学力も家庭の経済力も足りずに進学できませんでした。

独学で頂点まで上り詰めた人の一言が『先ず動く』と『学歴より執念』。

我々凡人にとっては、自分にもできそうな希望の言葉です。

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