無知は損
このブログで何度も指摘しましたが、一般的に「無知」は損である、況や経営においては罪にまでなると。
「無知」を誤解している人がいます。
これは当然ですが、学歴とは一切関係ありません。
日々新たな知識を得ようとの意思がありさえすれば、誰でも「無知」から逃れることが出来るのです。
私は、脱サラして経営者になってから、嫌というほど「無知」の恐ろしさを味わいました。
特に法律や財務に関することでは、倒産の危機に瀕したこともあります。
そこで、本を読むことだけではなく、有識者に直接聞いたり、各種セミナーには積極的に参加しています。
「無知」を避ける簡単な方法は、毎日新聞を読むことと読書をすること。
更に理解を深めたければ、積極的にセミナーに参加することです。
例えば卒業して就活をする時に、最低でも知っておかなければならない基礎知識があります。
一番気になる年収は業種によって、既に入社前から相当違うことを。
国税庁による調査では、最も高い年収の業種は(金融保険業・電気ガス業)続いて(不動産業)(情報産業)となり、最も低いのが(飲食業・宿泊業)となります。
その差は何と2倍以上です。
上場企業等の大手では、また違った様相は呈しているものの、これくらいの知識は知っておくべきなのです。
仕事は貴賤の問題ではありませんし、年収の多寡でもありません。
しかし、実際に生活をしていくうえでは、かなり身近な問題となるのです。
我々小売業は、平均より若干低位の方ですが、二輪業界では命に係わる『整備力』は今後は益々重要視されるので、平均以上になる可能性が大きいと思っています。
39年間のバイク業界の経営者体験で、引退した時に最も短時間に年収を得る方法を考えました。
私個人にとって(電気・ガス業)はどだい無理だし、(情報産業)は最も苦手な業種です。
必然的に(金融・不動産業)に絞られ、現在に至っています。
たった一人でも、大きな仕事が出来る体験をしています。
先日、大手ハウスメーカのセミナーに参加してきました。
セミナーの情報を知って、直ぐに申し込んだら運よく抽選が当たり参加できたのです。
地下鉄でJR博多シティ9階の会議室へと出かけました。
「相続(税)の基本と令和8年度税制改正」がタイトル。
いつものように早めに到着して前の席に座ろうとしました。
受付に名前を告げると、「17番の席です」と後方の3人掛けの真ん中(とても狭い)。
前方には2人掛けの椅子が何組もあるのにです。
注視していると、2人掛けは着席と同時に、担当者らしき人が次々に挨拶していました。
つまり、その会社で投資用や相続対策用のビルやアパートを既に所有している人々のようでした。
何も持たない私が窮屈な真ん中の席なのは、当然だったようです。
いいですね、実にいい。これが資本主義なのです。
いずれ、私が一番前に一人で座るぞと気を引き締めながら聴講しました。
およそ2時間弱のセミナーは、ネットで大分・長崎・北九州と繋がっていました。
福岡市内の優位性はこんなところにもあります。
相続においては、常に知識をアップデートしているので、大抵のことは理解済みでした。
講師が一番重要視していたのが、財産の多寡にかかわらず、(家族で情報を共有する)ことでした。
大半が「争続」に発展するそうです。
新たな知識を得ることが出来ました。
令和8年2月2日から「所有不動産記録証明制度」が新設され、これを受領しておけば不動産に関する情報が一元化できます。
住宅ローン減税が拡充・延長されました。
GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅が110万円、長期優良住宅が75万円、ZEH水準住宅が35万円の補助金が出る。
GX志向型住宅は普通の工務店では建築できないそうです。
不動産を持ち分で分けてはならない(共有名義)旨の説明には納得しました。
面白い比喩で{金の卵を産むニワトリ(不動産)を分けたら卵を産めなくなる}
そのような人を昔は{たわけ(田を分けて細かくしてしまう愚かな行為)}と呼んだ。
遺言書の重要性にもかなりの時間を割いていました。
その中でも「自筆遺言」にはかなりのデメリットを感じました。
「公正証書遺言」が最も安全でトラブルがない気がしました。
ただ、『遺言執行者』を誰にするかでリスクも変わってくるのを知りました。
信託銀行などが一番安全だそうですが、かなりの費用が掛かる。
弁護士や税理士に頼む場合は、大手の法人組織でないと『遺言執行者』が依頼者より早く死亡するリスクがあることは、初めて知りました。
きちんと遺産分割協議ができて初めて節税になるとのこと。
現金を不動産に換えることは、現在でも有効な手段。
しかし、死亡前6年間所有していなければ、今回の税制改革でその効果は半減する。
賃貸アパートを建てる場合は急いだほうが良い。
福岡市内の現状を考えると、自分に財産は無いと考えていても、昔から住んでいる自分の土地の価値が3~5倍になっている例はざらにあるそうです。
何も対策をしていないと、その家を出ていく羽目になるだけでなく、相続税の納付は現金で10ヶ月以内ということを考えれば、相場より相当安くで売却する羽目になる。
この講師に相談に来た人は、随分昔に1500万円の土地を購入し自宅にしていたのを3000万円で売却したのちに、税金対策を願い出たとのこと。
本人は1500万円の利益と思っていたそうですが、その土地の価値は2億円以上あったそうです。
「無知」の笑うに笑えない実話でした。
無料の参加費で、書きやすい新品のボールペンが貰え、加えて粗品とペットボトルのお茶まで提供してくれました。
