温もり
先日、国内部門の長崎店へ経理と経営指導へ行ってきました。
この店は、今に思えば建築コストの急上昇が始まる初期の段階で竣工し、とても運が良かったと思っています。
新築でこの店を新規出店する動機には、現在この店の店長が単身赴任して自分で経営する意欲を示してくれたからです。
なかなかこのような社員はいません。
有難い限りです。
新規出店や単身赴任の苦労を慰労するために、彼を夕食に誘いました。
その時に、私が目にかけている長崎在住の若者にも合わせるために同席させました。
ヒルトンホテルの1階にある天婦羅の店で会食。
彼等は、たまたま高校の先輩後輩となります。
先輩の店長はラグビー部、後輩はテニス部。
今回の縁で協力し合って、何かが生まれればいいと思っています。
その日私と真ダムは、長崎ヒルトンホテルに宿泊しました。
翌日チェックアウトに向かうエレベータの中で、柔和な老夫婦と一緒になりました。
真ダムが何処から来られたか聞くと、長崎県の我々も名も知らない島からということでした。
宿泊した理由に驚きました。
将棋の王位戦での前夜祭に応募して当選し、藤井聡太王位・竜王に会って感激したとのこと。
「伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦7番勝負」の第4局前夜祭が、「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」で開かれていたのです。
ネットでその応募をして、ヒルトンホテルの費用まで支払ってくれたのが、この老夫婦の子供達だったようです。
それらの話を聞きながら、穏やかな笑顔のこの老夫婦を見ていると、何だか心温まるものを感じました。
チェックアウトを済ませ、充足した気分で高速道路に乗り輸入部門の福岡店へ。
真ダムは1階で経理を行い、私は店長とマネージャーと話をした後に2階へ。
読みかけの「日本 没落か再生か 吉川洋 著」をその日の14:43に読了。
この本はとても面白かった。
特に日本の近代と世界との関りは、知っておくべき基礎知識。
「人」の重要性を説いています。
その中で私も同感なのは、「どんな人間になるかを考えるうえで、決定的に重要な役割を果たすのは教育である」
生徒たちは丸暗記は得意だが、論理的思考能力や意志決定力は弱くなっている。
人間が集団で生活する以上、昔から格差はあったが、分厚い「中間層」の存在が国の繁栄には必要。
(戦後の廃墟の中で、大きな不確実性をものともせずに、多くの経営者がリスクを取り続けた)
この点は私が最も刺激を受けた点です。
私がとってきたリスクなど、ほとんど大したことではなかったと気付かされました。
筆者の結論。
『日本の経済/社会が停滞を脱却するためには、言葉の本来の意味でのアニマルスピリッツを回復しなければならない』
『大事なのは本当に好きかということ』
それから閉店まで時間があったので、店に置いてあったマンガを読み始めました。
それこそアニマルスピリッツをバンバン感じて夢中になり、気づけば14巻まで来ていました
サッカーマンガの「アオアシ」
これは大人も子供も、また経営者にとっても実にいいマンガです。
