いい傾向ではあるが
2026年8月21日(金)の日経新聞1面トップの記事。
「外貨預金の伸び 最大 家計・企業 円からの資産分散」というタイトル。
世界を相手にする企業なら理解できますが、個人保有も今年の4~6月期に前年同月比8%増の6兆7000億円になったそうです。
私も再三このブログで、GDP比で世界最大の借金を抱える日本政府に頼るなと警鐘を鳴らしています。
「自立独尊」の気概を持ち、若い頃からの資産形成を勧めています。
日本国民がそれに気づき始めた証左が、この外貨預金増だと思います。
とても良い傾向だとは思います。
しかし、よくよく考えると、今後も円安が続くとの予想をこれらの人々は持っているということです。
円安ということは、通貨安ですから、日本の経済は今後悪くなると考えられているのです。
新NISAのオルカンが今でも人気が高いのは同様のことでしょう。
私は、将来を日本政府に頼るなと言っていますが、日本経済が駄目になるとはつゆも思っていません。
すなわち、いずれ円高に振れると仮説を立てています。
経済学的に言って円安の今、外貨預金やアメリカ株を買う意味が分かりません。
日本経済も一気に良くなるとは思いませんが、それ以上に米中露やその他の国々の経済悪化が早まると予想しています。
そうなれば、自然と円高に向かうのです。
1960年代に、経済学者のサイモン・クズネッツが残した言葉は有名です。
「世界には『先進国・後進国・日本・アルゼンチン』の4つの区分しかない」
日本は急速な工業化と高度成長を達成した「特異な成功例」
アルゼンチンは、政策の失敗と政情不安で先進国から転落した「特異な衰退例」
1900年の一人当たりのGDPは、アルゼンチンの2756$に対して日本は1135$。
よくよく考えて見て下さい。日本人の凄さを!!
第二次世界大戦後、ほとんどが廃墟になった日本。
多くの若者が死傷し、瓦礫以外は何もない状態からの出発です。
そこから、世界のトップ級に上り詰めたのです。
私も外貨預金ではありませんが、生命保険がドル建てです。
しかしそれを始めたのは、ドル円が80円代の頃から積み立てました。
定期性ではなく、終身の生命保険のドル建て平均取得コストは110円を切っています。
つまり、最悪1$が200円になった場合は、倍の保険金が下りるということです。
円高時に外貨を買うのが、外貨に対する基本的処方箋だと今でも思っています。
外資生命保険会社勤めの1番弟子に感謝するばかりです。
1$が140円前後になった時に、外貨、アメリカ株、プラチナを一気に購入するつもりでいます。
