ビビるな
10月2日(金)の午後一番に、整形外科にリハビリに行きました。
今まで施術をしてくれた若者男性から、彼よりもかなりキャリアが長い30代の女性へと引き継がれました。
真ダムからのそんなぼろいジャージで外に出て恥ずかしくないのという、非難めいたアドバイスを無視して行きました。
女性が故の力の入れ具合を心配しましたが、流石ベテランらしく筋肉がほぐれるのが理解できるほどでした。
少し早めに施術は終わりました。
鞄から財布を取り出し会計を済ませようとした時に、デパートの外商の招待券が入っているのが見えました。
そういえばその日の前日にも、丁寧なメールで案内が来ていたのも思い出しました。
帰宅して洋服を着替えるのも面倒だったので、そのまま福岡国際センターまで車を飛ばしました。
国際センター横の駐車場に入り驚きました。
高級車の展示会かと思うほどの、ハイブランドの車ばかり。
「ええ~い、知ったこっちゃない」と覚悟を決めて、受付に行きました。
すると、場違いな私の姿にも拘わらず、丁寧な受付と案内。
少しだけ肩身が狭い思いをしましたが、そのことはすぐに忘れほとんどのブースを見学しました。
この様な時に私のような厚顔無恥の性格は役に立ちます。
気になったことをどんどん質問し、また知識が増えました。
「AFAF ART FAIR ASIA FUKUOKA 2026 感性が躍動するアートの祭典」の会場でした。
日本国内の数十社と数社のアジアのギャラリーが一堂に参加し、年に1回展示即売会が行われているのです
私が貰った招待券のみの人が、金曜日の当日に入場でき、混雑しなくて良いとのアドバイスでした。
ほとんどが現代アートだったので、あまり興味も湧かずに、コーヒーを頂いて帰るつもりでした。
見学の最後の方のブースで、それまでと違う感覚の絵を見て、一気に引き寄せられました。
デジタルアートというものでした。
私が、ある絵の前でそれを凝視していると、作者らしき若者が近づいて説明をしてくれました。
私はデジタル絵画だったら、何枚も複製ができるのに、何故このような高額の価格が付いているのかと質問しました。
返答は、デジタルでもきちんと認証を取り自分のサインを入れているので「一品ものです」と。
次の質問は、大体絵画を外商等で購入する時には、いくらか値引きするのが普通だが、この絵を買うとしたらいくらになるのかと重ねて質問。
「私は創作を始めて今まで、値引きはしたことがありません。値引きする作者は自信がない証拠だと思います」
「ほ~~!」と思いました。
「あなたの出身はどこで、おいくつですか」と尋ねると、「大分出身で、高校は天草です。年齢は・・・」
我が長男と同じ年でした。
「一人法人」の事務所用に、ずっと絵画を探していました。
心の中から(12億ドルを目指しているのに、これくらいの価格でビビるな)との声が聞こえました。
「あなたを応援するために購入する。具体的にはどうしたらいい?」
私が取引しているデパートとはライバル関係になるデパートのブース担当女性が出てきました。
案内状をくれた外商に申し訳ない気持ちもありましたが、こればかりは仕方ない。
スマホにアプリを入れると、今回だけでかなりのポイントが付きますよと。
四苦八苦して私のスマホにアプリを入れ、クレジットカードで支払いました。
法人名で領収書を貰おうとすると、この金額では経費で落ちないのではありませんかと彼女。
恐らく減価償却ができるので、きちんと但し書きで「絵画」と記入してくださいと私。
このような展開は予想だにしていませんでした。
衝動買いとクレジットカード支払いの怖さでした。
いつものように自分の『勘』を信じて購入しました。
これも投資の一環です。
いつの間にか消えゆくのか、それともメジャーになれるのか、10年後が楽しみです。
彼がこの絵の前で写真を一緒に撮って下さいというので、デパートの担当女性が彼のスマホを手に取りパシャ。
彼と固い握手をして別れました。
