考え方を変えた
会社経営には借金はつきものです。
当然少しでも安い金利が良いに決まっています。
当初は、自社の力もないくせに、数行に金利を提示させたりもしました。
本来なら、貸して頂けるだけでも有難いのに。
次第に経営の中で、社員と取引先の重要性が理解できてくると、信頼できる取引先とわかれば、自分から天秤にかけようとは考えなくなりました。
それからは、銀行は1行に絞り全ての情報を渡すようになりました。
少々の金利の違いよりも、付き合いの濃度を上げたのです。
最初の頃は、全ての借り入れを固定金利で行っていました。
しかし、最近では、銀行の勧めもあって変動金利で借り入れています。
金利が上昇を始めたら、変動金利は大変になるとの報道もあります。
しかし、日銀の新総裁植田和男氏は、金融緩和を続けると言明。
長期金利は少しずつ上昇を始めるでしょうが、短期金利は難しい気がします。
そうなると短期金融市場の取引の目安となる「TIBOR」(タイボー)に少しのプレミアム金利を乗せる変動金利が圧倒的に安くなります。
私が個人名義で今回購入するグランドメゾンは、住宅ローンではなく、銀行独自のプローパー融資となります。
安く借りるには変動金利が俄然有利となります。
25年の長期で借りるのですが、自分の中では10年以内には返済できると思っているので、あったとしても金利の上昇は関係ないのです。
一般の住宅ローンで簡単に金利の比較してみましょう。
マンション購入のために「6000万円」を借り入れたとします。
固定金利(フラット35)は、1.75%、変動金利は0.75%。
毎月の返済額は、前者が19万1450円、後者が16万2470円。
最終支払総額は、前者が8040万9000円、後者が6823万7587円。
あくまで仮定の話なのですが、5年~10年以内に借入金を返済しようとする私には重要な指標なのです。
更に固定金利は早めに返済すると違約金が取られますが、変動金利は少しずつでも返済できるし違約金も取られないメリットがあります。