最低賃金
菅義偉首相が、東京一極集中の是正を目指し目論む、全国一律の最低賃金の議論が始まります。
彼は、言ったことを確実に実行に移す点では大いに評価できます。
最低賃金は東京の1013円が最高で、鳥取、秋田が792円の最低。
これを全国一律化するのですから、かなりの衝撃度があります。
大半の中小企業には、負の側面が多くなります。
ただでさえ生産性が低いうえに、経費の最も大きな人件費が上がるのですから、廃業が増え、人員削減に動くことは容易に想像できます。
早速、日本商工会議所等の中小企業3団体は、反対を表明しています。
しかしよくよく考えてみれば、働くものにとっては良い事なのです。
レベルを上げるために、工夫が求められるのは企業サイドなのです。
その工夫さえできない中小企業は、淘汰されても仕方ないと思います。
因みに福岡は842円です。
私は数年前から、最低賃金1000円と有給取得の義務化は、早晩訪れると踏んで対策を行ってきました。
我々は賛成なのです。
中小企業経営にとって、重要度に関する私の勝手な順位つけは
1.従業員
2.取引先
3.お客様
4.株主