教育格差
習い始めた書道、4級まで昇級しました。
まだまだ上手くなったとはいきませんが、意外と楽しいのが不思議です。
集中力もつきます。
何時もは大人コースの水曜日午前10時半から正午までなのですが、行けなくなった時の振替が日曜日の午後3時半からあります。
その時は小学生や中学生と一緒になるときがあります。
ある日曜日、小学2年生のお兄ちゃんと幼稚園の妹の二人が来ていました。
私が行った時には、既に練習は終わっていたようです。
お兄ちゃんが先生に「にっさんてアルファベットでどう書くの」と聞いていました。
つい側耳を立てました。
お父さんが『NISSAN GTR』を持っているようでした。
「へえ」と思いながら続きを聞きました。
すると、ポルシェ、マセラティ、トヨタetc.
合計6台持っていて、自宅と離れたところに、専用のガレージがあるとのこと。
書道の先生は、車にはとんと関心がないためその凄さは分かっていませんでした。
子供が小学生からして、父親は恐らく40歳前後でしょう。
私の妄想が始まりました。
多分地主か金融業か不動産業、あるいは遊技業。
この子供達も、書道の他にピアノ、サッカー、塾なんかも行っているだろうな?
教育格差の問題が喧伝されています。
小学校から大学まで国公立に通うと約800万円、すべて私立だとその3倍ほどのお金がかかるそうです。
経済格差はどこの国でも、どの時代でもなくなりません。
幼い時から、親が選択と集中で効率よい教育を受けさせること以外に、格差解消のすべはないような気がしました。