希望の出帆
昨日午前10時に鍵の引き渡しに立ち会いました。
次男坊が代表取締役になった会社の店舗の引き渡しでした。
彼が建設業者から説明を聞き、恭しく鍵類を受け取っていました。
数日前に、銀行の担当者が本部に来て、次男が会社実印を押して借り入れが成立しました。
私が創業した年齢とほぼ同じに経営者となったのです。
ただ、当時の私の借入金額の20倍もの借金です。
この30年で時代の移り変わりと、業界の激変を痛感しています。
思い切った決断と行動力、それ以上の知恵が必要になります。
彼には是非厚い殻を打ち破って、大きな成長を成し遂げて欲しいものです。
私が経営や人間関係でかなり悩んでいた時に、思い切って買った絵があります。
「希望の出帆(新日本丸)」で梶田達二画伯の直筆です。
これを彼にプレゼントしようとしたら、あっさり断られました。
引退後に、自分の好きなことをするために起こした、社員が私だけの会社のリビングに飾ることにしました。