福島善三
福島善三(ふくしまぜんぞう)という名を聞いて
すぐに誰かを思い浮かべることが出来る人は
かなりの芸術愛好家だと思います。
彼は、昨年「小石原焼・人間国宝」になった
昭和34年生まれの東峰村出身の作陶家です。
福岡県だよりを読んで、彼の作品を10年ほど前に
百貨店の外商の勧めで購入したことを思い出しました。
記述していますように、私の買い方は、長く使えるもので
良いものをなるだけ少なく、それと、購入することで
何かしらの応援になれば尚良いというものです。
当時コーヒーカップは、気に入ったものを数脚持っていたのですが
湯呑はもっていませんでした。
その話をしていた頃に、地元でもある彼の応援のために
購入していたのです。
魔ダムが普通の感覚で今まで、本部に来られる
お客様に出していましたので、すぐに私の大事な棚に
移すことにしました。
当時5脚で確か3万円を少し超えた金額だったような気がします。
非常に嬉しいですね。
応援した人が人間国宝になったのです。
福岡県だよりの鼎談の中で彼は
「いかに無駄をしたかが大事。その分だけ自分のものになっている」と言っています。
無駄だらけの人生を送ってきた私にとって
これほど勇気付けられる言葉はありません。