ニッチトップ
中小企業の生き残り戦略で一番効果があるのは
その地域、その業種の圧倒的な一番になることです。
特に業種はなるだけ細分化して、大手、中堅が参入してこないような
ニッチ(すきま)なところで圧倒すれば良いのです。
その成功例として、「割りばしの紙袋」を作っている会社や
「介護患者専用の靴」を作っている会社が
経済紙に紹介されていました。
紙袋の会社は、中国等の安価な商品と競合しないように
デザインや色を工夫し、袋の延長で紙のおしぼり等にも進出し
この分野で日本で圧倒的に一番のシェアを取っています。
売上高も100億円を超えているのですから素晴らしい。
靴の会社は、高齢者は病状によって片足が大きく浮腫み
左右のサイズが違うことがかなりあるのに対応しているし、
片足だけの靴も作っているそうです。
このパターンは我々の業界でも十分に利用出来ますし
各店舗でも応用できます。
業種の細分化、その次にその仕事の中身も細分化すれば
何かしら、他店より優れている所はあります。
そこの部分を徹底して深堀して伸ばしていく、そのうちに
その分野で噂に上るようになる。
ここまでくれば、自然と利益もついてきます。
朝から晩まで、ただやみくもに作業を続けても
利益も売り上げも増えません。
先ず、考える事、次に知恵を出すこと、そして
なるだけ競合がいないことに注力するのです。
頭を使って、『ニッチトップ』を探しましょう。