六根清浄
ある雑誌を見ていましたら、山の風景と共に
書かれていた文章の中に「六根清浄」という言葉が出てきました。
登山する際の掛け声として用いられ、戦前は
富士山登山には必ず使用された言葉だそうです。
意訳しますと
「欲や迷いを断ち切って、心身ともに清らかになること」
「六根清浄」がのちの「どっこいしょ」の言葉を生みました。
眼根(視覚)、耳根(聴覚)、鼻根(嗅覚)
舌根(味覚)、身根(触覚)、意根(意識)
のことを六根というそうです。
まあ私には程遠い境地だと思いましたが
調べていくうちに、日常の現実社会に置き換えた場合の意味を
記しているものがありました。
それを読みますと、私も実行できるし合点も行きました。
『辛い事や嫌なことは、身体中の五感を使って、自然や
世の中をありのままに受け入れていくと、次第に薄れてくる。
そして最後の意根(意識)で些細な事には拘らないようにする。
大きな声で笑い、全てのことに感謝し、日々明るく生活することが
「六根清浄」になる』
ついでに知らない熟語が複数が出てきました。
その中で、経営者が行ってはいけないことが『首鼠両端』。
安心して仕事ができるためには『琴瑟相和』。