歴史的瞬間!?
既報の通り、6/18のユーロ圏財務相会合では、
ギリシア支援合意は得られませんでした。
ティプラス政権が、いくら「緊縮財政 反対」で
支持を得た政権と言えども、国家自体が崩壊しては
本も子もないということを、誰も理解していないのでしょうか?
EUもこのギリシアが崩壊した場合の、負の連鎖の影響が
わからないばかりに、且つ、ギリシアの安全保障上の立地から
何とか支援を継続しようと躍起です。
6/22にユーロ圏首脳が、緊急協議を開催することを
追加発表しました。
何度会合を開こうが、結論は決まっています。
EUが債務減免を実行し、新たな融資を行うか、
ギリシアがデフォルトするのかどちらかしかないのです。
私は、この首脳が机上の空論を展開している間に
ちょっとした日々の現場から一気に破綻すると思います。
ギリシアの銀行から預金流出が加速しています。
国がどうなろうと、自分の財産だけは守ろうとするのは
当然だと思います。
更なる加速は、銀行業務をストップさせるでしょう。
すると、どういうことが起こるか。
6/22にEU首脳が会談している間に、庶民の日常では
取り付け騒ぎになり、大混乱が生じます。
日本の財務状態も非常に危険な状態です。
ギリシアが破綻した後の、具体的な
国家の崩壊を目の当たりにすることにより、
国民の理解が得られ、プライマリーバランスの黒字化が
進むことを期待したいと思います。