重い言葉
私は、自分の起業家人生を振り返った時、運の良さを感じると記述しました。
たまたま選んだ場所、業種等が自分の中では大きいと思っていました。
ただ、最近若手から経営の相談を受ける場合、この二つでは何の説得力も持ちません。
「運」だけで決まっていくなら何の進歩も、経営戦力もいりません。
戦術等に関しては、大抵直ぐにある程度のアドバイスは出来ます。
しかしそれは、核心には触れていない気がずっとしていました。
私はA4の使用済みのコピー用紙等の裏紙を半分に切り、メモ用紙に使っています。
メモ用紙にしては大きい方ですが、この1枚には必ず1つのことしか書かないようにしています。
色んな本や、雑誌等を読んだ時に、気になった言葉や文章を書きなぐっています。
このブログを書く内容が浮かばないときに、それらのメモの束を1枚ずつ読み返すのです。
そして、ブログを書き終えた段階で、そのメモを捨て去ります。
どうしても気になるものは、ノートや手帳に書き写します。
そのメモの中に、この企業家の成功に関する、腑に落ちる文章が書かれていました。
残念ながら、本や雑誌の名称、更に筆者も書かれてはいません。
『起業家の成功は、基本的に「何をするのか」ではなく、「何者であるか」によって決まる』
これで、今後相談を受けた場合は、一番基礎となる精神を堂々と言える気がします。
最初は、自分だけの金持ち思考でも構わないのです。
しかし、それだけでは必ず限界が来ます。
次に心掛けるのは「利他の精神」。
そして、最後が「何者であるか」だと思っています。