ノンストレスがいつの間にか
最近まで、私自身にストレスが無くなり充実した日々を送っているつもりでした。
ところがある電話一本で、久し振りに腹が立ちストレスを大いに感じたのです。
それは父の電話でした。
私と真ダムが神戸から車で帰宅途中の一昨日夜に、父からホームの自動販売機でオロナミンCを買いたいので千円札を10枚持ってきて欲しいとの内容でした。
そのうち持って行くから、待っててほしいとの返答をしたのです。
神戸の出張の前に真ダムが両親の欲しいものを聞いて、その中にオロナミンCと同じ内容の他のメーカーのものを12本、500ミリペットボトルのお茶と水をそれぞれ6本ずつ渡しておきました。
神戸から帰宅した翌日は、私はいろんなスケジュールが立て込んでいて、10枚の千円札をホームへ持って行けませんでした。
すると、その夜8時頃に父から電話があったのです。
内容的には、直ぐに持ってこれそうなものを何故持ってこないのか?と。
私が神戸から帰って来たばかりだから、少し待っていて欲しいと返事。
いつ来るのかと問うので、明日か明後日には持って行くから、その間、渡しておいたお茶や水やドリンクを飲んどけばいいやん。
すると、誰かに頼めばすぐに持ってこれるはずと怒って言うのです。
私も、少しいらいらしながら、今ある飲料を飲んで少し待てば良いと繰り返しました。
更に、お金も私が全て持って行ったので何もないというので、3万円くらい置いていったと答えると、病院とかに行って1万円くらいしかないと。
私も、ほらあるじゃん。足りなくなったらまた持って行くからと、なだめようとするも最後は怒り出したので、流石の私もぶちっと来て、こちらから電話を途中で切りました。
直ぐに私自身の財布を調べると6枚、名刺入れに2枚、手帳に2枚入っていて、何とか1000円札が10枚揃いました。
私は朝からテニススクールがあるので、真ダムに午前10時頃に父に届けてくれるように頼みました。
真ダムが10枚もやって大丈夫だろうかと心配してくれましたが、仮に5枚しか渡さなければまた私が悪者になります。
結局、封筒に10枚入れて、裏に1000円札10枚と書くこととしました。
私は、介護認定事務センターへ電話をして、事情を詳しく話して早急な対処をお願いしたり、今日は午後からケアマネージャーと打ち合わせしたりと、矢継ぎ早に対応しているのです。
ここまで自己中心的になると、認知だとは頭で理解できても、かなりストレスが生じます。
恐らく今後父は私を嫌う事でしょう。すぐに岳父のことを思い出しました。
それまで私とは良好な関係でしたが、彼が80歳を過ぎた頃車でバスと接触事故を起こし、そのまま気づかずに走ったことで、私が強く免許返納を迫ったのです。
そこでまず嫌われ、余命1ヶ月と言われた時に、義母も真ダムも土地等の財産について何も知らされていなかったので、私が相続の件を切り出しました。
すると真っ赤になって怒り、それ以来岳父の入院部屋には入れませんでした。
いつもニコニコして「何もいいりません。今が一番幸せ」と会うたびに言ってくれる母親には心からの愛情を感じ、最近笑顔が無くなって自己中心的になった父親には、長男としての責務しかこの頃感じない、二つの自分がいます。