老獪

 私は、政治そのものにはあまり関わりたくないのですが、会社経営や不動産投資、株式投資をメインの仕事とするには、政治の世界も知らなくてはなりません。

特に決まった支持政党はないのですが、現状の日本が好きという事は、緩やかな保守が私には合っていると感じています。

 昨年から岸田政権の不支持に注目が集まっていますが、私には理解できません。

彼は何も悪いことをしている訳でもなく、スキャンダルがあるわけでもない。

貯蓄から投資への新NISAの制度実施や、ガソリン価格等の高騰防止のための補助金支給、産業のコメである半導体企業を世界から呼び込むための補助金制度etc.

私にとっては、良いこと尽くめの政策なのです。

政治資金の裏金問題でも、率先して派閥の解消に乗り出し、行動力を感じました。

意外に彼のしたたかさに、一般の人も気付き始めたかもしれません。

一部報道では、今年の自民党総裁選は、岸田氏に対抗する人物がいないという事になっています。

 一方、最近では悪者側になっているのが、麻生副総裁です。

上川陽子氏に対する発言が女性蔑視と大騒ぎになっています。

また、自分達は悪いことをしていないので、派閥は解散しないと世間の風とは逆のことを行っています。

 私が記憶する限り、彼の発言で印象に残っているのが、「医者は常識がない」「一杯3000円位のアルコールを飲んで何が悪い」。

今回の上川大臣に対する発言も、最後まで聞くと彼女をかなり褒めていることが分かります。

これら3つの発言は、私は『当たらずとも遠からず』で、別に大したことではないとの感想です。

また、政治資金と派閥解消は別問題であると考えています。

 上川外務大臣の大人の対応に関して、マスコミや野党が問題だと噛みついています。

地味だった彼女が、いきなり日本政治の表に飛び出してきました。

 私も早速彼女のことをネットで調べました。

昭和28年生まれで私に近い。東京大学を卒業後ハーバード大学院で政治行政修士を修了しています。

また、自ら政策コンサルタントの会社まで設立していました。

 座右の銘がまたいいですね。『鵬程万里(ほうていばんり)』

(はるか遠くへだたった旅路・道程の例え。限りなく広がる大海の形容。前途洋々。)の意味だそうです。

 もし、麻生副総理が彼女に自民党総裁になる覚悟を聞いていたらどうでしょう?

スキャンダルの無い、女性党首が生まれるとしたら、恐らく一気に自民党の支持率は上昇します。

そこで、解散総選挙を行えば、日本国初の女性首相誕生と世界から称賛され、その立役者である麻生副総理の地位も万全なものになるのです。

 まさしく、政治の世界で長く生きながらえた『老獪』の人と思いました。

但し、このことは私の勝手な仮説であることはお忘れなく。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

未分類

前の記事

良い悪いは別として
未分類

次の記事

教えることの難しさ