良い悪いは別として

 昨日は、ボランティアで参加している、ラグビークラブのマラソン大会がありました。

私がコーチをしている幼稚園児は、小学生1年生と一緒に走ります。

1週500mのグラウンドを2周、幼稚園児はスタート時のみ30mほど先から走るハンディキャップ付きです。

結果は約30名中、年長の一人の男の子が、大半の1年生を押しのけて2位に入りメダル獲得。

500mを私の手元の時計で測ると、この子は何と1分53秒で走り抜けたのです。

次男の子供が通う幼稚園で、長い歴史のなか最も早かった年長の500mの記録が1分56秒とのことでしたので、かなりのハイレベルとわかります。

 次に親達のリレーがありました。

幼稚園の親とコーチは小学校1年生の親とコーチと一緒の合同チーム。

相手は、2~6年生各学年の親とコーチと中学生の親とコーチ。

こちらは、ダントツで我々合同チームが優勝。

 スタートの年中の子を持つママがトップで走ってきて、バトンを渡したのが上記の2位でメダルを獲得した年長の子のお父さん。

二人共に、驚くほどの速さで一気に差を広げたのです。

話を聞くと、このお母さんは元バレーボールの選手、お父さんは野球の選手。

 リレーはやはり盛り上がります。

人間は、根源的に競争を好むのでしょう。

 寒空の毎週日曜日に、親が幼子を連れてこのクラブに来ています。

午前8時45分から正午までのおよそ3時間を、ハードな練習をさせるのです。

この体験を年少からしている子供と、休日にTVやゲームばかりしている子供は、5年も経てば取り返しのつかないくらい格差が生じるのは仕方ない事だと感じました。

 色んな行事で水曜日の午前の習字教室に行けなくて、昨日、振り替えで午後2時半から行きました。

日曜日は、子供も来ています。

若い両親と年中の女の子が、新規入会するという事で来ていました。

書道教室でその彼女を1時間ほど練習させる間は、両親は退室しています。

 書道の先生に、幼稚園児にはどのレベルを教えるのか問うと、漢字まで教えるとの返事。

私が、それは小学生以上ではないかと疑問をぶつけると、ここ西新や藤崎から書道教室に通う子供達は、全員幼稚園で漢字まで練習するとのこと。

漢字だけでなく算数もほとんどの子供達が、幼稚園児でありながら小学校中学年レベルのものを習っているようです。

 この地域は、福岡市内でも地価が高く、教育熱心で有名な場所です。インターナショナルスクールも近辺にあります。

小学1年生の女の子も、書道の練習が終わったら、塾に行くと言っていました。

 ここでも上記同様、何もしない子供とは大きな格差がついているのです。

書道教室の子供の月謝は約5000円、ラグビーの月謝は体育保険等を入れても約1000円。

特に大きなお金ではない気がします。

 結論は、良い悪いは別として、「親の気持ちと行動」が子供達の格差を広げているという事です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

次の記事

老獪