人・人・人

 経営にとって最も重要な構成要素は「人材」であることは再三述べてきました。

特に、私は2輪業界のことは何も知らないド素人として参入したので、少しの経験者でも助けてくれる人には感謝したものです。

 最近巷で、少子高齢化が進むことや、コロナ後の消費復活で求人倍率が急上昇しているとの報道が多く見受けられます。

同業者と話をしていても、スタッフがすぐに辞めて、新たな人がなかなか入社しないとの話題が多いのが事実です。

 優秀な人材を確保するにはどうしたらよいのか?

常に息子達に言っているのが、先ず現在弊社グループに勤めていてくれる人材が如何に働きやすい環境を作るかを考えること。

新規で募集用の費用を使うくらいなら、いつまでも働いてくれる人材に費用を使うように指示しています。

 ただこれだけでは、会社の成長には限界があります。

新規出店したり、新規事業を立ち上げようとした場合、多様性のある人材を幅広く採用する必要があります。

 では、多様性のある新規採用をどのようにしたら上手くできるでしょうか?

先ず考えられるのは身近な存在です。知人の紹介や、ユーザーがそれにあたるでしょう。

それに併せて一般的な募集も行います。

 今まででしたら、ハローワークや民間の転職サイトへの出稿でした。

大抵の求職情報は画一化され、見る人もその会社をきちんと把握することは難しく、なかなかマッチングしないものでした。

 これからは「積極的な自社PR」が重要になってきます。

その会社は、どのようなビジョンを持って、5~10年後はどういう姿になっているのか、

また、社員間の人間関係は良好なのか、そして働く環境はどうなのか等をきちんと公開することが大切だと考えます。

 これらのことをきちんとPRするには『HP』の充実が一番だと感じます。

今一度、HPの内容をチェックして分かりやすい会社概要にすれば、自ずと人は集まってくる気がします。

 私の経営時代は「人・物・金・情報」が重要とされていました。

ところが、「物・金・情報」では差別化できない時代となっています。

今後は『人・人・人』の時代になると強く感じます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

未分類

前の記事

啐啄
未分類

次の記事

今年の3月、4月