アニマルスピリッツ
私は経営に欠かせない3要素を、繰り返し述べてきました。
特に中小企業においては重要だと体感しました。
「ナニクソ負けてたまるか精神」「人のやらないことをやる」「しつこくやる」の3点なのですが、一番最初の「ナニクソ負けてたまるか精神」はトップに位置される必須要素と思っています。
一見アナログ的で、最近のデータ解析等の経営理論等とはかけ離れています。
どちらかというと、アニマルスピリツの感があるのです。
ところがどっこい、このアニマルスピリッツを疎かにすると、あっという間に倒産したり、競合相手に打ちのめされます。
本来事業活動は、「リスク」を伴うものです。
そのリスクを超えて利益を出す気概が必要なのです。
リスクが大きい分だけ、利益も大きくなる傾向があります。
各店長も社長も同じです。行き詰まったらこの精神を思い出すことです。歯を食いしばって、対策を考え行動を起こせば、必ず道は開けています。
この経営に「アニマルスピリッツ」が必要と考えたのは、かの有名な経済学者のケインズなのです。
1936年の「雇用・利子および貨幣の一般理論」のなかで、企業の成長にはアニマルスピリッツが欠かせないと記述しています。
野心的で、非合理的に見える行動が、会社の成長には時には必要となります。
それらには非常に困難が付きまとうものなのです。
その時こそ「ナニクソ負けてたまるか」が発揮されなければなりません。
Yチャリ友泉とベスパ福岡の2店は、私が大いに期待する、野心的な店なのです。
九州では、誰もやっていないところが、更にワクワク感を増幅させます。