覚悟と粘り
私の後輩のご子息二人が、大手企業を辞めて起業する話は以前しました。
私の知人で60歳の定年を迎えた人も起業します。
彼は、ファブレスでの製造業です。
心の底から、彼等を応援したいと思います。
私が脱サラした時代とは様変わりで、身近な人が何人も起業をしているのです。
ただ、「希望・夢」だけでは成功はおぼつかないのが現実です。
敢えて、これから起業する人達に厳しい現状を知ってもらいましょう。
創業して数年後もそのまま事業を継続している企業の割合を「生存率」と呼びます。
経済産業省の「中小企業白書」のデータから概算が分かります。
1. 1年後の生存率 約 72%
2. 3年後の生存率 約 50%
3. 5年後の生存率 約 40%
4. 10年後の生存率 約 26%
私の時代と違って、環境変化や情報伝達のスピードが、かなり速くなっています。
それ故、一つの成功体験が長続き出来難くなるのです。
本気の「覚悟・粘り」が必要となります。
私のアドバイス等ではピンとこないでしょう。
是非「島精機製作所 島正博」「ドトールコーヒー 鳥羽博道」この二人の人物評伝が掲載された本を読むことです。
本気の「覚悟・粘り」がどういうことか、分かり易い事例が載っています。