ルサンチマン
フランス語でressentiment。
弱者が強者に対して抱く「恨み」や「嫉妬心」のこと。
ニーチェが提唱して有名になったそうです。
TVを見ていると、偉い人や有名人が頭を下げるシーンがよく登場します。
これを見て大半の日本人は留飲を下げたり、自分自身の立ち位置を確認したりするのです。
最近、この傾向がかなり増えてきた感があります。
ちょっとしたことで揚げ足を取ったり、勝手な解釈をされて、糾弾されたり。
特に、SNSが普及してから、一層激しくなったような気がします。
自分を名乗らないで済むからでしょう。
しかし、何とも情けない日本人像です。
失敗しない人や、間違いを犯さない人などいません。
自分のことは顧みないで、他人の批判をする。
私が最も嫌いなタイプです。
先ずは、自分も努力して、同じような環境に到達する事です。
そこで初めて、感想を述べればよい。
良くならない咳から少しでも逃れようとして、気晴らしに昼のTVを見る機会が増えました。
どのチャネルも、政権批判や大臣批判、それに有名人の不倫騒動の釈明。
こんなレベルで、本当に日本の未来は大丈夫なのかと暗い気持ちになるこの頃です。